食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01270750314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、健康影響評価「食品中のルーピン・たん白質によるアレルギー」を公表
資料日付 2006年1月24日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、健康影響評価「食品中のルーピン・たん白質によるアレルギー」(12ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 ルーピン豆は様々な食品に使用されているが、アレルギーを誘発することがある。ルーピン製品による重篤なアレルギーについての報告を受けBfRは、食品にルーピン製品が使用される頻度及びルーピンによるアレルギーについて記述することとした。
 ルーピン豆は、カロリーが低く、ミネラル、たんぱく質、食物繊維に富む。乳たん白アレルギー患者、菜食主義者、セリアック病患者用の食品の製造に適しており、それらの食品ではルーピンは添加物として表示されている。
 ルーピン製品(粉、たん白質濃縮、食物繊維濃縮)は、その味覚、水分保持性、乳化性などから食品に微量使用される。使用量が食品重量5%以下の場合表示されないため、アレルギー症状が出た場合の原因として見過ごされる可能性が高い。ルーピンは、EU指令のアレルギー成分表示義務リストに含まれていない。
1.ルーピン・アレルギーについて
(1)症状:口腔アレルギー症候群、鼻の粘膜炎症、結膜炎、唇などの浮腫、じんましん、呼吸困難、腹痛、悪心、アナフィラキシーショック
(2)経口摂取ではわずか100mgでもアレルギーを誘発する。吸入では、呼吸器の症状が現れることがある。
2.ルーピン製品の使用状況
(1)グルテンフリーのベーカリー製品や料理、セリアック病患者用の食品に、ルーピン粉、ルーピンたん白質濃縮、ルーピンぬか、ルーピン食物繊維濃縮が使用される。(グルテンフリーのベーカリー生地にはルーピン粉を15%までを含んでよい。通常は5~10%含む。)
(2)クワルク(フレッシュチーズ)、豆腐、ソーセージ、パスタ、ベーカリー製品、代用コーヒーなど数多くの食品にルーピン製品が使用されている。それらは主に菜食主義者用で、自然食品店で販売されている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/allergie_durch_lupineneiweiss_in_lebensmitteln.pdf
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