食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01270330294
タイトル WHO、「トルコの鳥インフルエンザについてのQ&A」を公表
資料日付 2006年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHO欧州地域事務局は、1月18日付で13項目の質問からなる「トルコの鳥インフルエンザについてのQ&A」を公表した。概要は以下のとおり。
Q1、鳥インフルエンザにヒトが感染するリスクとは?
Q2、トルコで鳥インフルエンザに感染したヒトの症例とは?今までにヒトからヒトへの感染についての報告は存在するのか?
 A、今入手できる証拠全てから、患者が病気の鳥との直接的な接触を介して感染したということが判明している。ヒト-ヒト間での伝播の事例を示す証拠は今のところ存在しない。
Q3、トルコでは鳥インフルエンザに感染したヒトの症例は更に発生するのか?
 A、トルコでの鳥インフルエンザについての認識は高いものの、ヒト感染症例はさらに発生すると思われる。
Q4、どこの研究所で検査が実施されているのか?
Q5、トルコでヒトから検出されたウイルスは、鳥類で検出されたものと同じ型か?
 A、トルコで初めて死亡した2症例の1件から採取したウイルスの完全な遺伝子配列は、トルコの鳥から単離したH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスのものと酷似している。さらに、ロシア、ルーマニア、西部中国及びモンゴルで蔓延していると判明したウイルスにも酷似している。
Q6、トルコで検出されたウイルスは変異すると思われるか?
 A、1サンプルのHA(ヘマグルチニン)遺伝子で変異が1ヶ所検出された。この変異の持つ意味は不明である。遺伝子の変異のみから本質的な結論を引き出すことは不可能である。
Q7、現在までに疫学上の変化が見られるのか?
Q8、トルコでの集団発生に対応してWHOはいかなる取り組みを行ったのか?
 A、トルコ政府の招聘を受けて、WHO欧州事務局などの専門家からなるチームが1月5日にアンカラに到着している。
Q9、初期的見解はいかなるものか?
 A、ウイルスの伝染性が高まっているという証拠、ヒトからヒトへと伝播しているという証拠は見出せなかった。
Q10、なぜトルコではヒト感染の疑い症例がこのように大量に見受けられるのか?
 A、確認症例は病気もしくは死んだ家きん類と接触を持っていたと思われる。寄与因子としての可能性があるものは、冬季に家きん類を家の中に入れるというこの地域の習慣的行為である。このことが、病気を持った動物とヒトとの間の密接な接触を引き起こした可能性が高い。
Q11、WHOはトルコの感染地域への旅行を制限するのか?
 A、トルコや鳥類で高病原性H5N1亜型鳥インフルエンザの集団発生を現在経験している諸国への旅行制限を勧告していない。詳細情報は、以下のURLから入手可能。
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/travel2005_11_3/en/index.html
Q12、鳥類で鳥インフルエンザ集団発生のリスクを有している地域に存在する国は?
 A、黒海地域の諸国では鳥インフルエンザの集団発生が報告されている。
Q13、現状のWHO世界流行警戒フェーズは?
 A、レベル3である。ヒトの間でウイルスが持続的に伝播しているという証拠があればレベル4となる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.euro.who.int/eprise/main/who/progs/inf/FAQ/20060120_1
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