食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01260520208
タイトル 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)、健康強調表示案及び果実の糖分に関するファクトシート公表
資料日付 2006年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は、健康強調表示案及び果実の糖分に関する6項目のファクトシートを公表した。この文書の目的は、一部のメディア報道で生鮮果実については健康強調表示が認められないとの間違ったニュースが流れているために、事実関係を明確に解説することにある。
 現在検討中の健康強調表示基準案においては、糖分に関する上限値は、健康強調表示の一般的レベルが特定企業ブランドの果実と関連しているような場合(例:「Big Banana ブランドのバナナは、消化を助ける繊維の良い源泉である」)においてのみ適用され、以下のような新鮮果実に関する健康的な摂取表示には当てはまらないとしている。
①一般的摂取アドバイス(例、「毎日5盛りの野菜と2個の果実を食べなさい」、又は「一日少なくとも5盛り食べなさい」、或いは「少なくとも3盛りの野菜と2個の果実を食べなさい」)
②果物又は果物の種類に関する具体的なアドバイス (例、「健康的な食事は、バナナを含むべきである」、或いは「健康的な食事は、レディ・フィンガー種のバナナを含むべきである」)
③果実又は果実の種類についての一般的表示レベル (バナナは、消化を助ける繊維の良い摂取泉である」)
④ビタミンもしくはミネラルの健康表示 (例、「オレンジは、ビタミンCの良い摂取泉である」)
 ファクトシートの6項目は下記の通り。
1.健康強調表示とは何か。
 健康強調表示案の詳細は、下記URLに記載。
(http://www.foodstandards.gov.au/standardsdevelopment/proposals/proposalp293nutritionhealthandrelatedclaims/index.cfm)
2.健康強調表示基準案において飽和脂肪、塩分及び糖分について上限値が設定されている理由は何か。
 基準案の目的は、栄養分の少ない食品について健康強調表示がなされないようにすることである。そこで、一食当たりの上限値として、それぞれ糖分16g、飽和脂肪4g、塩分325mgと定めている。低いレベルの栄養強調表示、或いはビタミン並びにミネラル含有量また機能強調表示が行われた場合には適用される上限値はない。
3.果実に自然に発生する糖分についてはどうか。
 糖分の上限値については、果実のみではなく全ての食品について、1食当たり16gと提案している。しかし、上記のように健康強調表示が特定ブランドの果実と結びついている場合においてのみ適用される。FSANZとしては、一部果実については、摂取量によって糖分の上限値から除外され得るとの認識を持っている。また、果実の糖分については、果実の栽培季節や品種によっても影響を受ける可能性があり、今後さらに検討を継続していく予定である。
4.なぜ添加糖分だけについて対象と出来ないのか。
 基準案作成の際に全糖分と添加糖分の両方に関し検討が行われた。個々の食品の添加糖分量についてのデータが限定されており、また実際の基準実施の際に直面すると予想される困難を勘案し、全糖分の方がより適切な対象であると考えられた。 
5.果実は、健康的な食品か。
 そうである。
6.今後、健康強調表示及び果実の糖分レベルについてどのような措置が取られるか。
 FSANZとしては、健康強調表示基準案について消費者や業界関係者からの意見募集を行い、2006年中旬までに最終案をまとめる意向である。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) FSANZ
URL http://www.foodstandards.gov.au/mediareleasespublications/factsheets/factsheets2006/healthclaimsproposal3128.cfm
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