食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01260260314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、「鳥インフルエンザ時代の食品衛生に関するQ&A」を公表
資料日付 2006年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、「鳥インフルエンザ時代の食品衛生に関するQ&A」(2ページ)を公表した。これは、2005年10月26日付の意見書「鳥インフルエンザ:食品は危なくない」を更新したものである。卵の摂取に関する注意及び旅行者への注意が追加され、家きん肉の加熱に関する記載などが変更されている。概要及び食品に関する見解(Q5)は以下のとおり。
 ドイツではこれまで一度も鳥インフルエンザが発生していないにもかかわらず、家きん肉及び家きん製品を介してヒトが鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)に感染するのではないかと心配する消費者がいる。感染した食品を介する病原体の伝播は、原則的にはあり得ないことではない。しかし現時点では、感染家きんとの直接的な接触が、家きんからヒトへの唯一の感染経路である。
 鳥インフルエンザウイルスは熱に弱いため、十分に火を通した食品は危なくないと判断される。「十分に火を通す」とは、食肉の中心温度が70℃以上に達するという意味である。その場合には肉に赤い部分がなくなり、赤い肉汁が出なくなる。
 感染した家きんの生卵、及びその肉を含む生ソーセージを介してヒトが感染する可能性について科学的指摘はない。しかしながら、感染した家きんの卵には、殻の上にも白身及び黄身の中にもウイルスが存在しうることが証明されている。それゆえ鳥インフルエンザが発生した国の消費者は、用心のために生卵を含む食品(泡立てた卵白、ティラミスなど)の摂取を止めるべきである。ゆで卵の場合には、白身も黄身も固くなっているかどうかに注意せねばならない。
Q1. 鳥インフルエンザとは?
Q2. これまでに鳥インフルエンザはどこで発生しているのか?
Q3. 鳥インフルエンザウイルスはヒトにも感染するのか?
Q4. どのように鳥インフルエンザはヒトに感染しうるのか?
Q5. 食品の調理及び摂取により感染する危険はあるのか?
 現在の科学的知見では、感染家きんとの直接的な接触が、家きんからヒトへの唯一の感染経路である。感染した家きんの生の肉を介するウイルスの伝播はこれまで報告されていない。 しかしながら、家きん肉の調理に際して、一般的な衛生規則を厳格に守るべきである。
(1)生の家きん製品と他の食品(特にそれがもう一度加熱されない場合)は、別々に貯蔵、調理する。
(2)生の家きん製品と接触した調理器具及び表面は、徹底的に湯と食器用洗剤で洗浄する。
(3)包装材及び解凍水(ドリップ)の類は、直ちに処理すること。
(4)手は湯と石鹸で洗う。
(5)家きん料理には徹底的に火を通すこと。これは、中心温度が70℃以上に達せねばならないという意味である。
(6)卵は、白身及び黄身が固くなるまで6分以上加熱すること。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/276/ausgewaehlte_fragen_und_antworten_zur_lebensmittelhygiene_in_zeiten_der_vogelgrippe.pdf
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