食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01250740316
タイトル ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)、「食品モニタリング2004年報告書」を公表
資料日付 2006年1月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は、「食品モニタリング2004年報告書」(87ページ)を公表した。
 食品モニタリングは、食品中の有害物質(農薬、重金属、他の汚染物質など)を調査するもので、2004年は、二つの相補的なモニタリング調査(以下の1.及び2.)において、食品50品目の4
,971サンプルを検査した。検査食品、検査対象、結果の概要は以下のとおり。
1.マーケットバスケット・モニタリング(検査食品)
 ゆでソーセージ、穀粒(ライ麦及びえん麦)、ナッツ類(落花生、くるみ、ヘーゼルナッツ)、アーモンド、サラダ菜(タマチシャ、ノヂシャ、アイスバーグレタス、ルッコラ)、ムラサキキャベツ、セイヨウネギ、トマト、イチゴ、リンゴ、パイナップル、オレンジジュース
2.プロジェクト・モニタリング(検査食品/検査項目)
 セイヨウヤブイチゴ/残留農薬、菜食用パプリカ/残留農薬、マス/多環ムスク化合物、様々な食品/オクラトキシンA、朝食用シリアル及びミュースリ/マイコトキシン(オクラトキシンA、デオキシニバレノール、ゼラレノン)、二枚貝/有機スズ化合物及び重金属、魚製品/多環芳香族炭化水素(PAHs)及び多環芳香族炭化水素類(BTEX)、東南アジア産の魚/水銀、ニシン/残留汚染物質、基礎食品(特にパン)/3-MCPD、様々な食品/アクリルアミド
3.好ましい結果
(1)パン及びピザの大部分の3-MCPD(モノクロロプロパンジオール)含量は非常に少なかった。
(2)ミュースリ及び他の朝食用フレークでは、マイコトキシンの健康危害を有する代謝産物の検出量は非常に少なかった。
(3)ゆでソーセージ及びニシンの有機塩素化合物含量は少なかった
(4)ニシンのダイオキシン及びポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)含量は少なかった。
(5)落花生の鉛及びカドミウム含量、ライ麦の鉛含量、ニシンの水銀含量は、前年に比べ減少した。
4.好ましくない結果
(1)全サンプルの約6%が残留基準値を超過していた。
(2)特に農薬が多く残留していたのは、(菜食用)パプリカ、レタス、ルッコラ、リンゴ、セイヨウヤブイチゴであった。
(3)硝酸塩が多く残留していたのはレタス、特にルッコラで、ルッコラでは全てが残留基準値を超過していた(最大8
,900mg/kg検出)。
(4)水銀汚染濃度が高かったのは、東南アジア産のペルカ科(スズキ目)の魚で、11.4%が基準値(1.0mg/kg)を超過していた(最大6mg/kg検出)。
(5)二枚貝は、産地によっては鉛、カドミウム、トリブチルスズ化合物(TBT)が高濃度検出された。
(6)養殖マスで、多環ムスク化合物が検出された(ニトロムスク化合物の平均残留量の5倍以上)。特にスペイン産のマスで高濃度検出された。
(7)魚の缶詰の油で、多環芳香族炭化水素類(BTEX)が検出された。
(8)スパイス及びカカオで、比較的高濃度のオクラトキシンAが検出された。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) (独)BVL連邦消費者保護食品安全庁
URL http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_491658/DE/01__Lebensmittel/00__doks__download/01__lm__mon__dokumente/01__Monitoring__Berichte/bericht__2004
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