食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01250650149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新開発食品として不けん化物の多いとうもろこし胚芽油に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年1月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  新開発食品「不けん化物の多いとうもろこし胚芽油」は、真空蒸留(分子蒸留)によって精製とうもろこし胚芽油の不けん化分を凝縮して得られたもので、精製とうもろこし胚芽油と比較すると脂肪酸組成や混入物質に関しては同等だと考えられている。 しかし、その違いは、不けん化物が1.2 g/100 g から10 g/100 gへ濃縮(ステロール含有量:7.0g/100g、総トコフェロール含有量:2.0g/100g)することと、同時に、トリグリセリドが減少する(98.8 g/100gから90 g/100gへ)点にある。また、真空蒸留では、多環芳香族炭化水素や他の有機混入物質の濃縮が起こるため、最終製品におけるこれら混入物質の水準が現行規制を満たしているか、厳格な管理措置の運用が求められる。一方、毒性学、微生物学、アレルギーの可能性に関して、当該食品は、精製とうもろこし油と同等であると考えられる。
 当該食品の最大一日摂取量2 gは、40 mgの総トコフェロール摂取となるが、これは11 mgのα-トコフェロール摂取に相当する。それゆえ、特定状況下で当該食品を摂取しても成人のビタミンE許容上限摂取量300 mg/日(SCF
,2003)を超過する可能性は低い。また、2 gの当該食品には、140 mgの総フィトステロールが含まれるが、これは、血清中のLDLコレステロールを効率的に減少させると考えられる摂取量1~3 g/日(SCF
,2002)より少ない。
それゆえ、科学パネルは、当該食品は、特定状況下で使用する場合、ヒトの消費用として安全であると結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/1297_en.html
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