食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01250430188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「グアノの輸入による高病原性鳥インフルエンザウイルスの国内侵入リスク評価に関する意見書」(全5ページ) |
資料日付 | 2006年1月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は農漁業省食品総局から2005年11月14日、グアノの輸入によって高病原性鳥インフルエンザウイルスが国内に侵入するリスク評価に関する見解を緊急に求められた。AFSSA長官の決定で、鳥インフルエンザ集団評価グループを支援するための緊急対応室が設置され、本件の検討にあたった。 グアノとは、海鳥又はコウモリの糞尿や死骸が分解・変化してできる堆積物で、窒素、リン及びカリウムを豊富に含むことから肥料に用いられる。ここでは海鳥のグアノを中心に扱う。 初期の分析として、また現在入手可能なデータから、AFSSAは次のように考える。採掘場所で戸外に暴露する期間(ペルー及びチリでは2年~7年)、堆積物の乾燥状態(平均水分は約8%~12%)及び海鳥の無機物化したグアノの年齢を考慮すると、高病原性鳥インフルエンザウイルスの侵入リスクは、 ①鳥インフルエンザフリーとされる地域からの輸入については「無視できる程度」 ②鳥インフルエンザに感染した地域からの輸入については「中程度」 である。 商品化される前のグアノの年齢に関する公式データが存在せず、またインフルエンザウイルスを不活化できる処理法がないことから、新鮮なグアノについては、病原体の伝播は起こらないとは言い切れず、従ってその起源を問わずリスクは「高い」と考えられる。 AFSSAは、次の9点を勧告する。 ①グアノを作る鳥の種類やグアノの水分・年齢などの特徴によって異なるグアノの種類を考慮に入れ、「グアノ」という呼称が正確に意味するものを国内及びEUレベルで法規に明記する。 ②新鮮なグアノと無機物化したグアノを区別する。 ③海鳥、コウモリ、また場合によっては鳥以外の動物から作られるそれぞれのグアノを区別する。 ④輸入したグアノから採取する代表サンプル全種に対して検査を行い、さまざまな種類のグアノの物理化学的・微生物学的特性をよく知ると同時に、輸入可能な種類のグアノの許可及び輸入手続きを検討する。 ⑤グアノのさまざまなカテゴリーに応じた輸入手続きを、できればEUレベルで規定する。 ⑥インフルエンザウイルス以外の病原体に起因する動物及びヒトの健康へのリスク全体を考慮に入れる。 ⑦グアノを取り扱う際の条件を規定し、これらの条件に関する情報を輸入業者及び使用者に提供する。 ⑧新鮮なグアノについては、(最低でも1時間、中心温度が70℃以上になるような)熱処理又はインフルエンザウイルスを不活化できる同等の処理を施す。 ⑨インフルエンザウイルスの不活化処理を施していない(新鮮な、又は無機物化した)グアノの鳥インフルエンザ感染地域からの輸入は、家きん製品の輸入禁止と同じ理由で禁止する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | AFSSA |
URL | http://www.afssa.fr/ftp/afssa/33375-33376.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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