食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01240420342
タイトル フランス農漁業省、SRMに関する文書の更新
資料日付 2006年1月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス農漁業省は2006年1月1日付でSRMに関する文書を更新した。項目は以下のとおり。
1.SRMとは何か?
 SRMとは、反すう動物がBSEに感染した場合、たとえ明白な症状が現れなくても、感染性のあるおそれがある組織のことである。予防措置として、SRMはフードチェーンに入れてはならず、また飼料用にリサイクルしてはならない。SRMは1996年以降、無条件にと畜場で回収し、焼却処分している。
2現在のSRMリストは?
(1)脳・眼:(牛)12ヶ月齢超の頭蓋(脳・眼を含む。下顎を除く)/(めん羊・山羊)6ヶ月齢未満の頭蓋(眼を含む。脳は除く。)、6ヶ月齢以上の頭蓋(脳・眼を含む。)及び英国で出生又は飼育された全月齢の頭蓋(脳・眼を含む。)
(2)扁桃:(牛)全月齢/(めん羊・山羊)英国で出生した、又は飼育されたものを含む全月齢
(3)脊髄:(牛)12ヶ月齢超/(めん羊・山羊)12ヶ月齢超
(4)脾臓:(めん羊・山羊)全月齢
(5)腸:(牛)腸間膜を含む十二指腸から直腸までの全月齢の腸/(めん羊・山羊)全月齢の回腸
(6)脊柱(背根神経節を含む。尾椎並びに頸椎、胸椎及び腰椎の棘突起及び横突起、正中仙骨稜並びに仙骨翼を除く。):(牛)24ヶ月齢超
3.なぜ特定の組織については月齢を考慮するのか?
 研究者によると、BSEの前臨床期にある牛では全ての器官又は組織が同じ進行段階で感染性を示すわけではない。特定のリンパ組織は、潜伏期の後半という比較的早い段階で感染性を示すが、他の組織(例えば脳及び脊髄)は臨床期の直前になって初めて感染性を示す。牛では潜伏期が長いため、これらの組織は1歳未満の牛の場合にはリスクは生じない。
4.SRMリストは変更を要するのか?
 SRMリストは1996年以来変更され続けている。本件については、政府が定期的にフランス食品衛生安全庁(AFSSA)に見解を示すよう要請している。こうした見解には科学的知見の進展が考慮に入れられており、行政当局の決定を方向付けるのに役立っている。
5.と畜場での回収後、SRMはどう処理されるのか?
 と畜ラインで採取・収集されたSRMには着色剤を添加し、活用される副産物に誤って混じることのないようにする。化製公共企業体が委託する企業が収集し、それらを粉に加工し焼却処分する。このようにしてSRMから作られた動物の粉は、2000年11月15日以前に特定の家畜に給餌されていた動物の粉とは区別されることを注意喚起する必要がある。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農漁業省
情報源(報道) 仏農漁業省
URL http://www.agriculture.gouv.fr/esbinfo/esbinfo.htm
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