食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01240310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、旋毛虫症フリー地区設定の実現可能性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2005年12月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUの現行法規では、旋毛虫症感染の疑いのある動物は全て、特定の検出方法を使用した検査が義務付けられている。新規の法律が施行されれば、旋毛虫症フリーとして認証された地域から出荷される豚は、検査が免除される可能性が出てきた。しかし、2001年11月に採択された科学委員会の意見書では、旋毛虫症フリー地区という概念を認めず、旋毛虫症フリー農場の要件を明記している。それゆえ、科学パネルは、上記の意見書を再検討し、旋毛虫症フリー地区設定の実現可能性・地区設定の要件・旋毛虫症検査を廃止した場合の公衆衛生に与えるリスクなどを評価するよう要請を受けた。
 評価結果から、①欧州における飼育豚及び野生生物に関する総合的で完全な疫学的知識がないこと、②国境や海・川など自然の境界と雖も、交通の国際化及び病原体保有動物の高い移動能力などにより、もはや旋毛虫症の流入を防ぐことが不可能であること、③アイルランドやコルシカ島など、かつて旋毛虫症フリーと考えられていた場所でも、近年旋毛虫症の発生が確認されていることにより、旋毛虫症フリー豚の飼育は不可能であるという結論に至った。それゆえ、と畜された豚の旋毛虫症検査を廃止すれば、特に豚肉を生や不十分な調理のままで食べる場合、公衆衛生に与えるリスクは小さいとは言えないと考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1281_en.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。