食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01240250294
タイトル WHO、「鳥インフルエンザ-トルコの状況」及び「WHOが報告を受けた鳥インフルエンザのヒトへの感染症例累積数」を公表
資料日付 2006年1月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、1月5日付「鳥インフルエンザ-トルコの状況」を公表した。これを受けて、「WHOが報告を受けた鳥インフルエンザのヒトへの感染症例累積数」一覧表も同日付けで更新した。概要は以下のとおり。
1.トルコの状況
 トルコ保健省は、H5 亜型ウイルスの鳥インフルエンザに感染したヒトの症例を初めて2件確認した。2症例とも死亡している。
 最初の症例は、アール(Agri)市東部、イラン及びアルメニアに接するドーウベヤスト(Dogubayazit)市の農村部の少年14歳で、1月1日ワン(Van)市で入院し、同日死亡した。二番目の症例は、この少年の姉15歳で、1月1日に入院し、同月5日に死亡した。
 トルコ保健当局は、WHOに1月1日以来合計11人(確認済み死亡症例を含む)の患者が鳥インフルエンザへの感染を示唆する症状を呈してワン市の病院に入院していると報告した。患者は6~15歳で、全員がドーウベヤスト地方に居住している。これら子供のうち2人は、確認済み2症例の兄弟である。
 保健省の要請を受けて、5日、WHO、欧州疾病予防・コントロールセンター及び欧州委員会の専門家からなるチームがトルコへ出発し、各種当局と協力して状況調査を実施する。
 確認済み症例の初期調査から、子供たちは鶏と密接に接触して感染したと思われる。ドーウベヤスト地方では昨年末に鶏の死亡があったと判明している。この地方の家きん類での集団発生の公式報告はないが、12月27日にIgdir近辺の鶏及びアヒルでのH5N1亜型鳥インフルエンザ集団発生の確認が報告されている。
 WHOは、ドーウベヤスト地方を隔離、即ち当該地域におけるヒト及び動物の移出入禁止を実施している旨の報告を受けた。現在、殺処分が実施されている。
 トルコでは、家きん類でのH5N1亜型鳥インフルエンザの最初の集団発生が、昨年10月中旬トルコ北西部で報告された。この地方で飼育家きん類と渡り水きん類との間での接触がこの集団発生を引き起こした。この地方には大きな湖が数箇所に存在し、渡りの経路に沿っている。
2.感染者数の累計
カンボジア:感染者数4人、内死亡者数4人
中国:感染者数7人、内死亡者数3人
インドネシア:感染者数16人、内死亡者数11人
タイ:感染者数22人、内死亡者数14人
トルコ:感染者数2人、内死亡者数2人
ベトナム:感染者数93人、内死亡者数42人
合計:感染者数144人、内死亡者数76人
累計数の一覧表は以下のURLから入手可能
(http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/country/cases_table_2006_01_05/en/index.html)
 これらWHO報告に加え、WHO欧州事務局からは、①1月5日付「鳥インフルエンザ」、②マスコミ向け文書として1月6日付「国際的な専門家からなる調査団がトルコに向かい、鳥インフルエンザのヒト感染症例を調査する」が公表されており、各々以下のURLより入手可能である。
①(http://www.euro.who.int/flu/situation/20060105_2)
②(http://www.euro.who.int/eprise/main/WHO/Progs/CMA/pressnotes/20060105_2)
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/csr/don/2006_01_05/en/index.html
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