食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01220380111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、害虫抵抗性及び除草剤耐性遺伝子組換え(GM)とうもろこし59122系統の安全性評価暫定決定書を公表
資料日付 2005年12月13日
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概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は12月13日、Dow AgroSciences Canada 社とPioneer Hi-Bred Production社が共同で申請していた害虫抵抗性及び除草剤耐性遺伝子組換え(GM)とうもろこし(Zea mays L.)59122系統の環境放出と飼料適性について評価し、これを条件付きで飼料としての使用について1年間認可するとの安全性評価決定書を公表した(全16ページ)。
 当該GMとうもろこしは、Bacillus thuringiensisが産生する殺虫性たん白質(δ-endotoxin Cry protein)を発現するcry34Ab1及びcry35Ab1遺伝子と、Streptomyces viridochromogenesが産生する、グルホシネートアンモニウム除草剤の活性成分であるホスフィノトリシンを不活化する酵素(ホスフィノトリシン Nアセチルトランスフェラーゼ)を発現するpat遺伝子を、Agrobacterium介在性形質転換法でとうもろこし59122系に導入することによって、2つの特性を同時に有する新規作物として開発されたものである。
 CFIAは、企業から提出された開発に関わる分子生物学的データ(形質転換法、挿入遺伝子、挿入サイト、遺伝子制御シーケンス、遺伝子コピー数、遺伝子発現レベル等)、産生たん白質のアミノ酸シーケンス、毒性、アレルゲン性、閉鎖系での野外試験結果、作物特性、栄養価などについて評価した。カナダでは、新規作物としての評価は「新規特性植物の環境安全性評価基準(Assessment Criteria for Determing Environmental Safety of Plants with Novel Traits(1994))」と「新規飼料評価指針(Guideline for the Assessment of Novel Feeds:Plant Sources(1995))」に従って行われる。
 この結果、申請された新規作物は環境ならびに安全性の点では従来作物と実質的に同等であり、リスクはないものと判断された。しかし、一般に、本作物が対象としている線虫類(根切り虫:Western and Northern Corn Rootworms)は、従来の化学的殺虫剤に対して容易に耐性を獲得することが知られている。このため、CFIAは、GMとうもろこし59122系の殺虫効果耐性管理計画を1年以内に提出することを両社に課し、その後、追加資料も含めて最終的な評価を行うこととした。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁
URL http://www.inspection.gc.ca/english/plaveg/bio/dd/dd0555e.shtml
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