食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01200480208
タイトル 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)、免疫反応を変化させた遺伝子組換え(GM)エンドウまめの開発中止
資料日付 2005年12月2日
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分類2 -
概要(記事)  豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は12月2日、豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)が、実験室規模での結果であるが、ある特性を持った遺伝子組換え(GM)エンドウ豆を飼料に混ぜて飼育されたマウスの免疫反応が、通常のエンドウ豆を与えられたマウスの免疫反応に比べ異なっていることを報告して以来、この遺伝子組換えエンドウ豆については、これ以上研究を進めないとしたことに多くのメデイアが興味をもったことを伝えた。
 1997年から2002年にかけて、CSIROは、豆の害虫(ゾウムシ)対策としてαアミラーゼ阻害たん白質を産生する遺伝子組換え(GM)エンドウ豆を研究開発する目的で圃場試験を行った。この圃場試験は、管理された条件下で継続的にデータを収集し、これ以上の開発をするべきかどうかの判断をすることを目的としている。試験は、全てのGM由来物質はヒトのフードチェーンに入れてはならないとする厳しい抑制下で実施された。
 CSIROの報告によれば、GM豆には予想以上のαアミラーゼ阻害たん白質が産生された。さらに、GM豆のミールをマウスに与え、遺伝子組換え型のαアミラーゼ阻害たん白質が免疫反応を変えるかどうか観察したところ、実験条件下であるが、遺伝子組換えたん白質は免疫反応を変化させることが観察された。しかしながら、マウスが食品中の組換えたん白質にアレルギー反応を示すことを立証することはできなかった。また、これらの結果をヒトとの関連に当てはめることはできなかったという。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) FSANZ
URL http://www.foodstandards.gov.au/mediareleasespublications/factsheets/factsheets2005/geneticallymodifiedf3097.cfm
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