食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01200330160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、鳥インフルエンザ対策に関する最近の状況を公表 |
資料日付 | 2005年12月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品安全庁(FSA)は12月5日、食品中の微生物学的安全性諮問委員会(ACMSF)に対し、鳥インフルエンザ対策について最近の状況を取りまとめて提言するように要請した。ACMSFは先週専門委員による会合を開催しFSAに対する提言をまとめ報告した。会合においては、最近得られた情報に関する限り、現行のリスク評価を変更しなくても良いことが同意された。したがって、ACMSFの勧告も変更されない。 即ち、食物供給過程を通じての鳥インフルエンザのリスクは低く、この感染ルートを支持する研究はない。ヒトへの感染のリスクは、感染している鳥に直接接触することである。感染している鳥を消費することは、リスク要因にならない等である。また、ACMSFは、現行のリスク評価を更新するための研究班を結成することを提案するとともに、次のような質問への解答を作成し消費者の疑問に答える用意をした。 ①家きん(鶏、アヒル、ガチョウ、七面鳥、ホロホロ鳥)の肉、卵は食べても良いか。 鳥インフルエンザの感染は、感染している生きた鳥に接触を密にすることによりおこり、加熱調理した鶏肉及び卵を食することにより発生していない。 ②それはどのような根拠にもとづいているか。 科学的背景を持つ関連するWHO、EFSA、ACMSF等の専門家による意見にもとづいている。FSAは鳥インフルエンザがアジアに発生して以来すべての科学的情報を追跡してきたが、現在までの科学的見解は鳥インフルエンザは食の安全性のリスクとは言えないという意見である。 ③調理していない家きんの肉に触ったらどうなるか。 FSAからの助言は、まずよく手を洗うこと。これは鳥インフルエンザに限らずすべての微生物感染を防ぐ第一歩である。鳥インフルエンザが蔓延している国では食鳥処理によって感染している例がある。このような場合殺処分するヒトが一番リスクが高く、調理するヒトはリスクがそれほど高くはないとされている。 ④もし、食品の安全の上から問題がないとすれば、なぜEUは、ルーマニアから家きんの肉、卵の輸入を禁止したのか。 EUの禁止は、鳥インフルエンザのウイルスを拡大して他の国の鳥に蔓延しないことが目的である。ロシア、ルーマニア、トルコの鳥は鳥インフルエンザに感染した鳥に接触していると思われるからである。 ⑤加熱調理は家きん肉、卵のウイルスを死滅させるか。 十分に加熱調理すれば、細菌やウイルスを死滅させることができる。FSAからの助言は、鶏肉や卵は、食中毒を防ぐために常に適切に加熱調理をすることである。調理は、脚の厚い部分には穴を開けて肉汁がすんでくるまで調理することが大切でピンク色とか赤色の段階でとめてはいけない。また肉はピンク色の部分が残ってはいけない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | UKFSA |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/dec/avianflu |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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