食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01200130362 |
タイトル | 台湾行政院衛生署、中国産の上海蟹から農薬DDTを検出。食品安全警報を発信 |
資料日付 | 2005年12月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾行政院衛生署食品衛生処は12月2日、中国大陸から輸入された上海蟹から農薬DDTが検出された件を公表し、この件について、同署が信号色の3段階に分けて危険度を発している警報レベルのうち、2段階目(黄信号)レベルの警報を発した。 この件は、台湾中西部沿岸の彰化県で中国大陸から輸入された上海蟹について、同署が今年9月に検査のため抜き取った3サンプルすべてからDDT0.04ppmが検出されたものである。検出レベルは低く、健康リスクはないとしながらも、検査サンプルすべてに検出が見られたことから、同署は上海蟹からのDDT検出は普遍的な現象と判断し、注意喚起を示す黄信号レベルの警報を発している。 同署は、警報内容を伝える記事を発すると同時に、「DDTと健康リスク」と題する解説文を発し、DDTの用途やその難分解性、Codex委員会や諸外国・自国の基準を紹介するとともに、今回の検出レベルに健康影響の懸念がないことを示す計算の根拠を説明し、その上で、中でも比較的蓄積して残留する脂肪肉や内臓の過剰摂取を避けるよう勧告している。 解説文によると、台湾では1989年以降、DDTの使用は禁じられているが、家畜肉(脂肪)中の残留許容量については、Codex委員会やオーストラリア、日本と同様5ppmと定めている。このため、今回の検出レベル0.04ppmは決して高くない。 また、上記計算については、国際化学物質安全性計画(International Program onChemical Safety , IPCS)(WHO総会の決議に基づき、1980年から開始されている環境汚染による健康影響の総合的評価に関する計画)及びFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(Joint Meeting on Pesticide Residues , JMPR)の定めるDDTの暫定耐容一日摂取量(provisional tolerable daily intake , pTDI)10μg/kg bw/dayを基準とし、DDT0.04ppmが検出された上海蟹を1匹(平均90g)食べても、pTDIのわずか0.6%にしか値しないと算出している。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾行政院衛生署食品薬物管理局(食品資訊ネット) |
情報源(報道) | 食品コンサルティングネット(台湾行政院衛生署食品衛生処) |
URL | http://food.doh.gov.tw/chinese/news_1.asp?idx=572 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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