食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01190430111
タイトル カナダ政府、新規植物の環境リスク評価に関するカナダグリンピースの請願書に対する回答書を公表
資料日付 2005年11月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  農業食料省、保健省、環境省などカナダ政府関係8省庁は11月18日、本年7月に会計検査院法(Auditor General Act)に基づいてカナダグリンピースから提出されていた新規植物の環境評価の情報公開に係る申立書に対する共同回答書を公表した(全21ページ)。
 本回答書は、2005年7月7日に受理された申立書について、法に基づく7月22日から120日以内の回答として公表されたものである。カナダでは遺伝子組換え(GM)技術に限らず、従来手法を含めた新規開発植物は市場導入に先立って、政府各機関がその環境評価、家畜とヒトへの健康リスク評価を実施することとなっている。評価の基本原則であるバイオテクノロジー規制フレームワーク(Federal Reguratory Framework for Biotechnology)は1993年に規定され、ここでは諸規定の作成にあたっては透明性と市民参画を原則としている。1999年の環境保護法における新規物質届出規定の制定に伴って、種子法、飼料法、肥料法、家畜衛生法、害虫管理規正法等および諸規則が改正され、リスク評価に係わる関連事項が規定されている。今回の回答書は一問一答形式で公表されており、グリンピースからの申立事項は次の3項目である。
 質問① カナダ政府は、カナダ国民が国連のオルフス協定に従って、遺伝子組換え生物に関する政府の意思決定に係わる全文書にアクセスする権利を有していることに同意するか。
 (回答の概要) カナダ政府は、カナダ政府の法制度に基づき、環境影響評価制度、製品の情報等について、透明性を高めている。また、法制度、公開情報のサイト等について記載している。
 質問② カナダ政府は、欧州方式により、環境評価に関する調査の全てにアクセスできる権利を採択したが、継続可能な発展という観点での政府決定における透明性と科学的信頼性を促しつつも、一方で真の企業秘密を保護し続けているということに同意するか。
 (回答の概要) 秘密情報の所有権は、新規開発した企業にある。これは、知的財産法により保護されるべきである。カナダ政府は、提出されたデータが評価基準を満たすに十分でなければ、許可しない。また、カナダ政府は、国民に対する情報公開と知的財産の保護のバランスを取っている。
 質問③ カナダ政府は、欧州指令2001/18/EC並びに国連のオルフス協定に準じ、環境評価調査に関する全ての文書にアクセスする権利をカナダ市民に付与するという規則の修正を次回の総選挙までに導入、採択する意思を有するか。その意思がないとしたら、詳細な理論的説明を求める。もし、実施する意思があれば計画の詳細とその日程とを提示してほしい。
 (回答の概要) 欧州指令2001/18/EC並びに国連のオルフス協定に準ずるカナダ国民に対する情報提供は十分に果たされており、申立者の言うところの規則改正は必要ない。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁
URL http://www.inspection.gc.ca/english/sci/biotech/tech/2005greene.shtml
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。