食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01160010316
タイトル ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL) 、2004/2005期の食品中のアクリルアミド含量の集計結果を公表
資料日付 2005年10月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL) は、2004/2005期の食品中のアクリルアミド含量の集計結果を公表した。前年と比べ食品中のアクリルアミド含量はごくわずかに減少したにすぎず、GMPのための助言に一層拘束力を持たせるべきだとしている。結果の概要及びBVLの見解は以下のとおり。(※は訳注)
①平均でアクリルアミド含量が減少したもの:ポテトチップ、クネッケブロート(※パンの一種)、代用コーヒー(麦芽コーヒー)、レープクーヘン(※蜂蜜・しょうが入りクッキー)、パン・焼き菓子類
②アクリルアミド含量の中央値が上昇したもの:ミュースリ(※燕麦のフレークに干しぶどう・くるみ・ミルクなどを加えた食物)、コーンフレーク、調理済みフライドポテト、調理済みポテトパンケーキ、シュペクラーチウス(※クリスマス用ケーキ)、乳幼児用ビスケット・両面焼きビスケット
 これらの商品グループの中央値は上昇したが、アクリルアミド含量の特に多い製品数は減少した。それにより、朝食用シリアル、調理済みフライドポテト、乳幼児用ビスケット・両面焼きビスケットではシグナル値が下げられた。
③中央値が前年と変わらなかったもの:焙煎コーヒー、糖尿病患者用長期保存パン・焼き菓子類、水溶性コーヒー
 糖尿病患者用長期保存パン・焼き菓子類は、アクリルアミド含量の特に多い製品数が著しく減少したため、シグナル値が1000μg/kgから545μg/kgに下げられた。これに対し焙煎コーヒー、水溶性コーヒー、代用コーヒーでは、技術的に実現可能な最小化の限界に達したように思われる。多数のコーヒー製品でさらにアクリルアミド含量を低減するためには、製品が消費者の望まない味に変わってしまうほどの相当な製造工程の変更が必要とされるだろう。
 集計結果よりBVLは、「GMPのための助言」の補足が必要だと考える。これらのガイドラインは産業界で徹底して実行されねばならない。全ての食品のアクリルアミド最小化のための手段を尽くすには、欧州レベルの拘束力あるアプローチが必要であろう。アクリルアミド含量を更に低減する可能性として、既存の対策に加え、加工時にアクリルアミド生成量が少ない新種のじゃがいもの栽培がある。BVLは連邦品種局と共に、産業界に対して特に適したジャガイモ種への注意を促していく。
 結果一覧表(2005年10月21日より有効の新シグナル値、観察値、検査数、最小値、中央値、平均値、最大値)は以下のURLより入手可能
(http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_493378/DE/01__Lebensmittel/03__UnerwStoffeUndOrganismen/04__Acrylamid/SW__Berrechnungen/5te__SW__Berrechnung/Details__Signalwerte__5Berechnung
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(参考)
①シグナル値:個々の商品グループ別にアクリルアミド含量のデータを集め、その上位10%の下限の値をシグナル値とする。その値が1000μg/kgを超える場合は1000μg/kgに設定する。毎年更新。シグナル値は上げられることはない。
②観察値:シグナル値と同様に算出するが、シグナル値のように、「上げられることはない」、あるいは「1000μg/kgを超えない」という条件は考慮されない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) (独)BVL連邦消費者保護食品安全庁
URL http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_495478/DE/08__PresseInfothek/01__InfosFuerPresse/01__Presse/01__Presseinformation/Rueckstaende/Acrylamid__2005.html__nnn=true
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