食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01150370314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「鳥インフルエンザ:食品は危なくない」を公表
資料日付 2005年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は10月26日、意見書「鳥インフルエンザ:食品は危なくない」(2ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 ドイツではこれまで一度も鳥インフルエンザが発生していないにもかかわらず、家きん肉及び家きん製品を介してヒトが鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)に感染するのではないかと心配する消費者がいる。これに関して、BfRは以下のQ&Aで見解を示した。
 感染した食品を介する病原体の伝播は、原則的にはあり得ないことではない。しかし現時点では、感染家きんとの直接的な接触が、家きんからヒトへの唯一の感染経路である。
 鳥インフルエンザウイルスは高熱に非常に弱いため、十分に火を通した食品は、危なくないと判断される。「十分に火を通す」とは、食品の中心温度が60℃以上で30分以上保たれるという意味である。
 生卵及び感染した家きん肉を含む生ソーセージを介してヒトが感染する可能性について、科学的指摘はない。しかしながら鳥インフルエンザが発生した国では、用心のために、生卵を含む食品(泡立てた卵白、ティラミスなど)の摂取をやめるべきである。
 Q&Aの質問事項、及び食品に関する見解(Q5)は以下のとおり。
1. 鳥インフルエンザとは?
2. これまでに鳥インフルエンザはどこで発生しているのか?
3. 鳥インフルエンザウイルスはヒトにも感染するのか?
4. どのように鳥インフルエンザはヒトに感染しうるのか?
5. 食品の調理及び摂取により感染する危険はあるのか?
 現在の科学的知見では、感染家きんとの直接的な接触が、家きんからヒトへの唯一の感染経路である。感染した家きんの生の肉を介するウイルスの伝播はこれまで報告されていない。
 しかしながら、家きん肉の調理に際して、一般的な衛生規則を厳格に守るべきである。
(1)生の家きん製品と他の食品(特にそれがもう一度加熱されない場合)は、別々に貯蔵、調理する。
(2)生の家きん製品と接触した調理器具及び表面は、徹底的に湯と食器用洗剤で洗浄する。
(3)包装材及び解凍水(ドリップ)の類は、直ちに処理すること。
(4)手は湯と石鹸で洗う。
(5)家きん料理には徹底的に火を通すこと。中心温度60℃以上で30分以上加熱した後では、ウイルスに感染性はない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/vogelgrippe_lebensmittel_sind_unbedenklich.pdf
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