食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01150200110
タイトル カナダ保健省、インフルエンザに関する世界保健担当相会議の共同コミュニケを紹介
資料日付 2005年10月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  2005年10月24、25日、カナダ・オタワ市で開催された鳥インフルエンザを中心議題とする世界保健担当相会議は、終了後、合意事項に関する以下のような内容の共同コミュニケを発表した。
1. H5N1亜型ウイルスのヒト感染型への変異を警戒して、各国は監視を継続・強化する。
2. 鳥インフルエンザの大発生に対し、各国は家畜からヒトにわたる多分野の協力のもとで世界的な対応を進める。鳥インフルエンザの制御と大流行に対して世界的な協力と国家間の支援が重要であることで合意した。
3. 重要な基本政策として、(1)監視能力の強化、迅速な検査・診断、速やかな情報交換、(2)ワクチン及びウイルス対策の研究、開発、増産、流通に関する世界的な取組、(3)リスクコミュニケーションの協調の3点が重要であるとの合意が得られた。
4. インフルエンザに対処する政府及び研究機関の完全な透明性の確保と各国研究所間の十分なる相互支援が重要である。
5. WHO、FAO、OIE、世界銀行、アジア開発銀行、欧州委員会、ASEAN、APECによる国際的な取り組みが重要である。
6. ヒトの健康保護の観点から、(1)ヒトへの感染性を含めたインフルエンザウイルスに関する研究の推進、(2)農業とヒトとの間の情報交換と監視の国際的強化、(3)ウイルス株同定のためのWHO協力センターとFAO-OIEリファレンス研究所ネットワークの強化、(4)OIEを中心とした家きん及び獣医学分野における科学的バイオセキュリティガイドライン策定の推進と、ウイルスの迅速な同定とリスクの拡散阻止を図る。
7. サーベイランス、迅速な診断、報告及び対処を図るため、(1)各国の研究施設と疫学調査を強化し、(2)世界的に統一性のあるサーベイランスシステムを設け、(3)緊急管理計画と経験情報を分担し、(4)情報の透明性と有効性を共有するための国際的協力体制を強化し、(5)緊急協力計画を策定する。
8. ワクチン、抗ウイルス薬の開発、生産、流通に向け、(1)ワクチンと抗ウイルス薬の開発に各国は協力して取り組む、(2)できるだけ速やかに生産の増加と流通の促進策を検討する、(3)ワクチンの登録と有効性を促すために共通の規制方式を検討する会議を開催する。
9. リスクコミュニケーション活動においては国家間の協力関係が重要であり、WHOのアウトブレイクコミュニケーションガイドライン(WHOs Outbreak Communication Guideline)の重要性が認識された。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省
URL http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/2005/2005_fin_e.html
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