食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01140700305 |
タイトル | EU、「ナノテクノロジー製品のリスク評価に関するQ&A」を公表 |
資料日付 | 2005年10月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUは、「ナノテクノロジー製品のリスク評価に関するQ&A」を公表した。概要は以下のとおり。 ①ナノテクノロジーとは? 大きさが0.2~100nm(ナノメータ)の新材料・構造・装置の生産を分子レベルで制御する技術のこと(ちなみに人間の頭髪は80 ,000nm)。 ②ヨーロッパ人にナノテクノロジーが重要な理由は? 生活の質を著しく改善すると期待されているから。応用分野は、情報通信技術、ヘルスケア、環境改善、エネルギー捕集・備蓄、化粧品、ハウスクリーニング製品、ペイント、ニス、化学(オーダーメイドの触媒等)、食品技術、繊維、表面仕上剤・潤滑剤など。2005年のナノテクノロジーへの公共投資は、世界で30億ユーロに達し、民間投資は各国の投資額を超えるものと予想される。 ③安全上の懸念は? ナノテク製品は、人の衛生や環境に対して本質的に無害と考えられている。ただし、ナノ分子は微小なため容易に体内に入り、脆弱な器官に達して影響を与える可能性がある。また、環境への影響についても今後評価を行う必要がある。 ④これまでのEUの取組みは? 安全かつ責任ある取組を重視し、ナノテク製品のライフサイクル全体に渡るリスク評価を実施してきた。研究開発については、欧州委員会が第6次フレームワーク・プロジェクト(FP6)の優先課題に指定して、欧州の競争力強化に努めてきた。 ⑤ナノテク製品のリスク評価手法で科学的見解を求めた理由は? 人の保健衛生及び環境保全を確保するには、製品のライフサイクル全体に渡る総合的なリスク評価が必要。よって既存のリスク評価の方法論がナノ分子の検査・モニタリングに適切かどうかを知ることは肝要。このような理由で欧州委は、現行のリスク評価手法の適切性について新興・新規確認健康リスク科学委員会(Scientific Committee on Emerging and Newly-Identified Health Risks:SCENIHR)に諮問した。同科学委は、ナノテク製品の評価手順における必要な修正等について答申した。 ⑥一般から意見を募集する理由は? ナノテク製品のリスク評価への取組をさらに改善するため、上記科学委員会の意見書に対する関係者からの意見を募集し、吟味する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | EU |
URL | http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/05/385&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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