食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01140050324 |
| タイトル | 調査報告書2件:①ココア・チョコレート中の鉛:アイソトープにより確認された地球規模の汚染、②米国でのコホート調査による妊婦の魚摂取と毛髪の水銀量、乳児の認知力の関係 |
| 資料日付 | 2005年10月18日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国環境健康科学研究所(NIEHS)は、以下の2件の調査報告書をEnvironmental Health Perspective(Vol.113 ,No.10 , October 2005)に掲載した。 ①ココア・チョコレート中の鉛:アイソトープにより確認された地球規模の汚染 この文献ではナイジェリアの6ヶ所の農園からのカカオ豆、殻、土壌の鉛の濃度とアイソトープ分析による比較、製造されたココア及びチョコレート製品の鉛の分析を紹介している。カカオ豆の平均鉛濃度 は≦0.5 ng/gで自然の食品としては最も低いものの一つであった。対照的に製品化されたココアやチョコレート製品では、それぞれ230ng/g と70 ng/gであり、バスケット方式食事調査での全食品の中の最も高い値と同様に高い値を示した。最終製品の汚染源の一つは、ナイジェリアでは今でも使われている鉛添加ガソリンによる大気放出である。鉛吸収能力の高いカカオ豆殻のために、ガソリンの鉛による汚染は殻から出された豆が農園で発酵と日干しされる間に発生する。別の農園からのカカオ豆殻の鉛のアイソトープ組成が類似していることからこのメカニズムは立証できる(206Pb/207Pb = 1.1548-1.1581; 208Pb/207Pb = 2.4344-2.4394) 。しかしながら、最終製品の鉛の高い濃度とアイソトープ組成の大きい変動は(206Pb/207Pb = 1.1475-1.1977; 208Pb/207Pb = 2.4234-2.4673)、多くの汚染がカカオ豆の輸送/加工とココア・チョコレート製品の製造の間に生じていることを示唆している。調査結果の要約は以下のURLから入手可能。全文は5ページ。 (http://ehp.niehs.nih.gov/docs/2005/8009/abstract.html) ②米国でのコホート調査による妊婦の魚摂取と毛髪の水銀量、乳児の認知力 魚及びその他のシーフードは有機水銀を含む可能性があるが、n-3多価不飽和脂肪酸のような有益な栄養源でもある。妊婦の魚摂取が胎児の脳の発育にどのような影響を与えるのかを調査した。妊婦の魚摂取と出産時の毛髪の水銀量と乳児の認知力を前向きコホートで135の母親と乳児のペアで調べた。 乳児の認知力は6ヶ月児を検査し視覚認知記憶 (VRM)の新規性を好む割合で評価した。妊娠第二期(4ヶ月~6ヶ月)の母親は平均で1.2 皿(serving) /週、魚を食べていた。 平均毛髪水銀量は 0.55 ppm、10% は > 1.2 ppmであった。平均VRM スコアは 59.8 (range , 10.9-92.5)であった。線形回帰で参加者の特徴を調整した後では魚摂取量が高い程乳児の認知力は高かった。この関連性は毛髪水銀レベルを調整した後でより顕著になった。週の魚摂取量が1皿増える毎に乳児のVRM スコアは4.0 ポイント高くなった [95% confidence interval (CI) , 1.3 to 6.7]。しかしながら、水銀レベルが1 ppm 上昇すると VRM スコアは7.5 (95% CI , -13.7 to -1.2) ポイント減少した。VRM スコアは週の魚摂取量が> 2 皿で水銀レベルが≦1.2 ppmの女性の乳児で最も高かった。妊娠期の魚の摂取量の多さと乳児のよりよい認知力に関係がみられたが、高い水銀レベルは低い認知力と関係があった。妊娠期、女性は水銀汚染レベルの低い魚を多くの種類から選択し魚を食べることを続けるべきである。調査結果の要約は以下のURLから入手可能。全文は5ページ。 (http://ehp.niehs.nih.gov/docs/2005/8041/abstract.html) |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国環境健康科学研究所(NIEHS) |
| 情報源(報道) | Environmental Health Perspective |
| URL | http://ehp.niehs.nih.gov/ |
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