食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01120380188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、NK603×MON810とうもろこしの市場流通許可申請に関する意見書を公表
資料日付 2005年10月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、規則(EC)№1829/2003の枠組みで種子とその派生製品の食品及び飼料としての輸入及び使用のためにグリホサート耐性・害虫抵抗性NK603×MON810とうもろこしを市場に流通させる許可申請について意見を求められた。本案件は欧州食品安全機関(EFSA)が評価を担当するが、EFSAは加盟国が最初の申請書について気づいた点を報告することができるとしたことから、フランスでは経済財政産業省競争消費不正抑止総局がAFSSAに意見を依頼した。
 検討の対象となるのは、CP4-EPSPS(5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素)及びCP4-EPSPS L214Pという2つの遺伝子を導入してグリホサートへの耐性をもたせたNK603系統と、Cry1Ab遺伝子を導入して害虫への抵抗性をもたせたMON810系統を掛け合わせたハイブリッドとうもろこしである。NK603とうもろこしは2003年3月及び11月にAFSSAが、また2003年11月に欧州食品安全機関(EFSA)が評価しており、それを摂取することでヒト及び動物の健康にリスクを生じさせるものではないとした。その品種は、2004年7月19日の欧州委員会決定2004/643/ECで飼料用に許可されている。MON810とうもろこしの品種は、1998年4月22日付欧州委員会決定98/294/ECで、またフランスでは1998年8月5日付アレテ(省令)で栽培及び使用が許可されている。
 実験動物に対する毒性試験については、NK603及びMON810の親系統では、ラットの90日間亜慢性毒性試験が実施され、有害な作用は観察されなかった。NK603×MON810ハイブリッドのラットへの90日間試験は自発的には実施されなかったが、それは各々の親品種のとうもろこしの試験によって、ハイブリッドの無害性が証明されたとするなど、いくつかの理由に基づくものである。アレルゲン性については、CP4-EPSPS及びCry1Abたん白質のアミノ酸配列を既知のアレルゲン配列と比較した結果、これらのたん白質のアレルゲンリスクは排除できた。栄養評価については、ハイブリッドとうもろこしの成分分析から、通常、成分分析で観察される変動幅を超えるような有意な相違は示されなかった。また、データの分析から、ハイブリッドとうもろこしと対照とうもろこしは栄養的に同等であると考えることができる。
 以上の点を含むさまざまな側面を検討した結果、この申請書に記載されたデータから、当該遺伝子組換えとうもろこしと対照品種との化学的・栄養学的な構成成分の同等性が確認され、ヒト及び動物に栄養上のリスクは生じないと考えられる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31808-31809.pdf
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