食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01120300305
タイトル EU、牛の脊柱除去の義務づけを24ヶ月齢以上に引き上げ
資料日付 2005年10月6日
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分類2 -
概要(記事)  EUのフードチェーン・動物衛生常任委員会は10月5日、牛の脊柱除去の義務づけを現行の12ヶ月齢以上から24ヶ月齢以上に引き上げる欧州委員会案を承認した。今後欧州理事会の審査を経て、2ヶ月後に欧州委員会が最終的に採択する予定。
 これによりTボーン・ステーキなどの骨付き肉の生産がEU内で復活することになる。本年7月に同委員会は、EUのBSE対策を今後長期的に見直し、修正してゆくためのTSEロードマップを発表したが、今回の変更はその第1弾となる。
 2000年10月から、EUでは脊柱を特定危険部位(SRM)の一部に指定し、12ヶ月齢以上のすべてのと畜牛から除去・廃棄して、フードチェーン・フィードチェーンに入らないようにしてきた。加えて、他にもリスクを軽減するための厳格な対策を講じることにより、BSEの発生件数はここ数年著しく減少し、陽性牛の月齢も着実に増加の途をたどっている。このように良好な状況の推移をふまえて、同委員会は、TSE対策の修正を考慮してきた。
 2005年4月、欧州食品安全機関(EFSA)は、脊柱除去の安全限度を30ヶ月齢に引き上げる意見書を発表した。同委員会はこの意見書を基に、加盟国及び欧州理事会の意見をも考慮に入れ、最大の安全マージンを設けた最も実際的な月齢限界として24ヶ月齢を提案した。この閾値については、今後もBSEの発生が減少傾向をたどるならば、再度見直しを行う可能性がある。
 月齢限度を引き上げることにより、畜産農家及び食肉業界の競争力に好影響が及ぶとともに、EUにおけるSRM廃棄物の量が減るものと期待される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) EU
URL http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/05/1223&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
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