食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01110440149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肥料の熱処理の生物学的安全性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2005年9月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、現行法に規定されている処理方法と同等レベルの微生物基準やリスク低減の達成が肥料の熱処理によって可能かどうか、また、不可能であれば、その代替手段の有無に関して助言を行うよう要請された。本意見書では動物副産物としてカテゴリー2(BSE以外の病気や動物用医薬品残留汚染リスクのある動物副産物)に分類されている動物副産物由来の肥料のみを対象としている。
 土壌を肥沃にする目的で肥料を散布するものの、出来たて(fresh)の肥料には病原性微生物が含まれ、当該肥料の散布は病原体を拡散するリスクになる。しかし、これまでは適切な手順で実施することにより、ほとんど問題は起きていない。本意見書では、市販されている処理済肥料製品が対象である。
 サルモネラ菌や腸内細菌に関する最終製品のデータから、ほとんどの製品は現行規制を遵守していたが、検証データが存在しないことから処理による微生物汚染の減少は確認できなかった。処理温度や時間を様々に変えるなど多くの実験を行ったが、十分に系統的であるとは証明できず、汚染濃度減少が確認できるような代替処理を選択できる科学的根拠は得られなかった。それ故、特定危害に対してはそれぞれの処理を検証することが不可欠である。
 科学パネルは、肥料が同一地域内で製造・消費され、なおかつ適正農業規範が実行されている場所では、未処理肥料でも人間や動物の健康にほとんど影響はないが、同一地域以外で製造・消費された場合には、市販の肥料でも病原性微生物を拡散させるリスクがあることを考慮する必要があると結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1151/biohaz_op_ej265_manure_opinion_en1.pdf
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