食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01110160343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、野兎病の集団症例報告書を公表
資料日付 2005年10月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は、報告書「野兎病の集団症例―2004年8月ヴァンデ県」(全46ページ)を公表した。概要(仏語・英語)は以下のとおり。
1.導入
 2004年8月、北西部ヴァンデ県にある風車小屋(製粉所)に滞在した後で15人の野兎病症例が発生した。
2.方法
 風車小屋への立ち入り検査と、記述的調査、後向きコホート調査及び環境サンプル調査の3種類の調査が実施された。7月24日から8月11日までに風車小屋にいた39人が症状及び暴露(食品摂取状況、動物とのかかわり、レジャー)について調査を受けた。
 1症例が発熱及び抗体検査で陽性(血清変換、抗体力価の有意な増加又は単一力価が40に等しいか、それを上回る)を示した。
 野兎病菌(F. tularensis)の調査は、飲み水、薪及び風車小屋の家畜において培養及びPCR法で行なった。
3.結果
 15人(38%)の感染者が特定され、うち12人(80%)が肺型の疾患を示した。入院者はなし。
 8月4日に風車小屋で夕食をとったことが疾病に大きく関係している(p<10^-8)。夕食が出された部屋にいた3頭の犬のうち1頭が抗体検査で陽性を示した。
 環境サンプルの分析は陰性であった。
4.結論
 これらの調査から、野兎病が風土病となっていたヴァンデ県の風車小屋で8月4日の夜に感染した野兎病の15人の集団症例が確認され、フランスで肺型の野兎病の存在が明らかになった。犬の外被から汚染粒子を吸入したことによる感染と考えられる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=publications/2005/tularemie_vendee/index.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。