食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01110140188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「砂糖製造における加工助剤としての過酢酸溶液使用の工場生産試験に係る報告書に関する意見書」を公表
資料日付 2005年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、砂糖製造における加工助剤としての過酢酸溶液使用の工場生産試験に係る報告書に関して競争消費不正抑止総局から審議の依頼を受けた。AFSSAは2002年9月に過酢酸(APA)と過酸化水素(H2O2)の混合液使用の工業規模での試験許可申請について意見書を出しており、ざらめ状の白糖・中白糖の製造にこの混合液を最大で17g/テンサイ(ビート)1トン使用する許可申請に好意的見解を示した。その際「分析結果が定量限界値を常に下回っていることを確認する」など、いくつかの条件を示し、また「各注入地点で使用されるAPA及びH2O2の実際の濃度や食品に用いられる最終製品の1トン当たりのAPA及びH2O2の残留総量などのデータを含む報告書を作成する」よう求めた。今回試験に関する報告書が提出されたことを受け、本意見書ではそのデータを検討した。
 申請対象となる物質は、APA、H2O2及び酢酸の混合液である。H2O2は酸化作用を及ぼし、1%~2%の用量で多くの細菌種に対して殺菌剤の働きを示す。当該混合液による処理は、2つの地点(圧搾用水桶及びスライスしたテンサイの再加熱)で6g~26g/トンの用量で実施する。
 報告書で記述された処理工程の微生物学的有効性については、試験の正確な実施条件が明らかにされていない(特に使用量、ホルマリン処理の同時併用の有無又は他の殺生物剤の使用について)ことなどから結論を出すことができなかったが、ざらめ糖の残留値は使用した分析方法の定量限界値(APA)又は検出限界値(H2O2)を全て下回っており、毒性学的観点から消費者への健康リスクは生じないと考えられる。ただし、前回の意見書で実施が必要とされた「3つの通年製糖作業結果」を「別の場所で平行して行なわれる3つの異なる試験」と解釈しなおすならば、今後行なわれる試験でざらめ糖の残留値を新たに測定し、今回の試験で測定された値を確認することが求められる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31790-31791.pdf
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