食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01110010314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、上質オリーブ油から可塑剤が検出されたことに対する見解
資料日付 2005年9月28日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツのStiftung Warentest(商品テスト財団)が、雑誌「test」10月号に、上質オリーブ油「native extra」から可塑剤が検出されたことを報告した。ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、可塑剤汚染オリーブ油を短期間摂取する場合には、それが耐容一日摂取量(TDI)を超過している場合であっても健康への危害はないと評価する(TDIは安全係数100をかけて設定されるため)。しかし可塑剤に高濃度汚染されたオリーブ油を長期間摂取する場合には、健康への危害を否定できない。Stiftung Warentestが検出したフタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)量は、オリーブ油1kgあたり最大75mgであった。体重60kgの人の場合、わずか40g(スプーン約2さじ)でDEHP のTDIを超過することになる。しかし実際には、消費者は他の様々な暴露源よりDEHPを摂取すると考えられるため、より少量でTDIを超過すると考えられる。本件の汚染原因は包装材ではなく、原因は明らかではない。BfRは製造業者に早急に混入経路を特定し、経路を絶つよう要求する。
 BfRはすでに2003年8月に、DEHPの一日平均摂取量がかなり過小評価されている可能性があることを示した。EUレベルでの評価の際に、食品を介する摂取量が十分に考慮されていなかったためである。Stiftung Warentestの調査結果はこの推測を裏付けるものである。BfRは当時と同様、主要汚染源を特定し、短期間に暴露を低減することを要請する。
 BfRの意見書「可塑剤DEHP:一日摂取量は推定より多いのでは?」(2003年7月23日付)は以下のURLより入手可能。(http://www.bfr.bund.de/cm/208/taegliche_aufnahme_von_diethylhexylphthalat.pdf)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/6855
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