食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01090090294
タイトル WHO、「食品の安全性と豚連鎖球菌」を公表
資料日付 2005年9月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、「食品の安全性と豚連鎖球菌(Streptococcus suis)」と題するプレスリリースを公表した。概要は以下のとおり。
 豚連鎖球菌(Streptococcus suis)は、世界中の豚にごく普通に存在する細菌である。殆どの場合、この菌は豚で病気を引き起こすことはない。豚や生の豚由来製品と直接触れるヒトに感染リスクは存在する。しかしながら、報告を受けたヒトの臨床症例は、感染リスクが極めて低いということを示唆している。
 ヒトへは、通常感染した豚や生の豚由来製品との直接的な接触を通して感染し、感染した豚由来物質を取り扱う際に皮膚表面の切り傷や擦り傷を通して感染すると考えられている。全ての部位を70℃以上で適正に調理すればこの細菌は死滅する。よく調理した豚肉は安全である。しかし、優良な衛生規範が実施されていない場合には、冷蔵もしくは冷凍処理を施したものを含む生の感染豚由来製品を扱うことは危険(hazardous)な場合がある。
 中国四川省での豚連鎖球菌症の集団発生を受けて、感染地域から香港への豚肉の輸出が2005年7月28日に停止した。
 WHOが召喚した豚連鎖球菌の国際的な専門家グループは、ヒトへの感染が皮膚の切り傷や擦り傷を通して引き起こされた可能性が最も高いとした。生もしくは加熱不十分な豚肉が病気を引き起こす可能性があるものの、たとえ集団発生を起こしている豚連鎖球菌株が今まで以上に有害なものであったとしても適切に調理した豚肉を食べればリスクはないと思われる。
 このように述べた上で、豚連鎖球菌との接触を回避するためと畜時の適正衛生規範として、死んだ豚の食品・飼料向け使用の禁止等、調理時の適正衛生規範として、手に傷がある者の生の豚由来製品の取り扱い禁止等の諸勧告を示した。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/foodsafety/micro/strepsuis/en/index.html
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