食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01080320342
タイトル フランス農漁業省、「疫学報告」第16号発行
資料日付 2005年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス農漁業省は、季刊誌「疫学報告」第16号を発行した。本誌は、2001年初頭にフランス食品衛生安全庁(AFSSA)が創刊し、2002年4月から農漁業省食品総局と共同で発行している。AFSSAが推進するネットワーク並びに食品総局及び県獣医局が主に検査・サーベイランス計画を通して収集したデータから得られた疫学的情報を提供する。第16号の目次及び概要は以下のとおり。
①1988年から2003年にかけてフランスで発生した食品由来感染症と乳及び乳製品の関係:乳及び乳製品に由来する衛生問題を評価するため、様々な疫学サーベイランスシステム並びに論文記事及び報告書からの情報をもとに、当該製品の摂取に起因する疾病に関する疫学データを検討した。乳及び乳製品は、集団食中毒の原因としては比較的低い割合を占めていた。最も頻繁に発生する乳製品由来の集団食中毒の原因菌は黄色ブドウ球菌(S.aureus)である。先般のリステリア集団発生に大きく関わっていたのは乳及び乳製品ではないことが判明した。しかしながら、サーベイランスが必要な特殊リスクとして、軟質のチーズが挙げられる。
②養鶏業におけるサルモネラ(Salmonella Enterica)の全国制御プログラム:養きん業者と共同で20年近く実施してきた衛生対策の一環として、Gallus gallus種(雌鶏)の群れにおけるサルモネラの全国サーベイランス・制御プログラムがある。本制御プログラムの目的は、鶏卵及び鶏卵を主成分とした生の調理品など鶏由来製品の摂取に起因するサルモネラ食中毒を防止することにある。本制御プログラムの結果として、2000年~2004年にかけて食肉用に飼育されている種畜群れにおいて統計的に有意な感染率の減少が確認された。一方、同じく食肉用に飼育されている将来の種畜となる群れ及び産卵用に飼育されている群れにおいては感染率に変化がみられなった
③2003年~2004年に実施した馬疾患疫学サーベイランスネットワークの総合結果:本ネットワークは1999年に創設され、ウイルス性呼吸器系疾患や寄生虫又は毒性物質に起因する神経性疾患等を対象とする。「急性呼吸器シンドローム」、「神経性疾患」及び「筋疾患」に関する総合評価が報告されている。
④法的規制のある主な動物疾患の状況:2002年から2005年4月1日時点までの口蹄疫、ブルータング、BSE等、計20の疾患について発生件数(今年のデータには発生が確認された県及び最新の発生確認日も)が一覧表で示されている。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農漁業省
情報源(報道) 仏農漁業省
URL http://www.agriculture.gouv.fr/spip/mediatheque.librairie.periodiques.bulletinepidemiologique_a5177.html
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