食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01080170295
タイトル FAO、特別疾病分析レポート「中国の口蹄疫ウイルスAsia-1型」を公表
資料日付 2005年9月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、特別疾病分析レポート「中国の口蹄疫ウイルスAsia-1型」を公表し、FAOの欧州口蹄疫制御委員会事務局と連携して越境性動植物病害虫緊急予防システム(EMPRES)が集計した情報を提供している。
 このEMPRESは、家畜を各種疾病から守り、疾病の国境を越えた拡大の防止を目的にFAOが1994年に設立した。このレポートの概要は以下のとおり。
 2005年、香港特別行政区(Hong Kong SAR)の牛で口蹄疫ウイルスAsia-1型感染が確認され、それに続いて中国本土で広く感染が確認された。中国での感染拡大は、近隣諸国へのリスクを高める可能性がある。FAOは、中国国境に近いロシアのアムール川流域でAsia-1感染の報告を6月15日に受けた。
 口蹄疫ウイルスAsia-1型を保有する地域は、牛及び水牛の個体密度が非常に高い南アジア、特にインド及びパキスタンであると考えられていた。このウイルス型は、トルコ、2000年にはギリシアのようなアジアの西に位置する国にまで地域限定的流行を引き起こしている。しかしながら中国本土を巻き込むような東方への拡大は今までなく、憂慮される展開である。
 東南アジア及び東アジアのリスクについては、感染程度と制御措置の効果を明確にする情報が揃うまで、地理的に中国と南部及び東部で国境を接する諸国はリスクを有すると考えられる。これらの諸国を結ぶ交易及び長距離輸送はリスクを高める可能性があり、考慮しなければならない。極東ロシアの口蹄疫ウイルスAsia-1型の報告は、朝鮮民主主義人民共和国と韓国のリスクが高まっていることを示唆している可能性がある。
 国際レベルへの拡大リスクについては、現在入手できる情報には限りがあることから、各国が独自のリスク分析を実施する必要がある。数々の報告は感染の発生の増加を示唆しており、動物由来製品及び生体動物の流通、飼料汚染によりリスクが高まる可能性がある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/docs/eims/upload//191450/FMD_China_EMPRES.pdf
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