食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01080150295
タイトル FAO、動物衛生特別レポート「野鳥と鳥インフルエンザ」
資料日付 2005年9月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、動物衛生特別レポート「野鳥と鳥インフルエンザ」を公表した。その概要は以下のとおり。
 高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)H5N1亜型ウイルスが近い将来シベリアからカスピ海・黒海地域へと拡大する可能性が現実的なものとなってきている。リスクを的確に評価するには、病状を呈することなくH5亜型ウイルスを保有する特定の渡り鳥を明らかにし、現状の家きん類飼育システムと混在するその渡り鳥の休息地と越冬地についての知識を得ることが必要である。南部地域から飛来した鳥が2005年/2006年冬の休息地で欧州ロシア及びシベリアから飛来した鳥と混ざり合っているので、2006年春の渡りでH5N1亜型ウイルスが欧州全域へと拡大する可能性がある。
 このように述べた序文に続き、
①HPAIH5N1の発生の背景、②野鳥が果たす役割:野鳥の鳥インフルエンザ、③渡りのルートに関する情報を提供した上で、以下の結論、越境性動植物病害虫緊急予防システム(Emergency Prevention System for Transboundary Animals and Plant Pest Diseases (EMPRES))による施策及び勧告を示している。
 中国青海湖やカザフスタンで得られた知見は、H5N1亜型ウイルスが渡り鳥の間で伝播し、さらに渡り鳥がキャリアとなっている可能性を示唆している。鳥インフルエンザウイルスは、生残と拡大に水を用い、水と強く結びついた保菌動物(アヒル)のなかで進化することで環境に適応している。このことから、インフルエンザウイルスの生態戦略(ecological strategy)を知ることが重要である。野鳥でのHPAIウイルス発見は稀であるが、感受性を有する種と接触があった場合、その現地での集団発生もしくは遠隔諸地域での集団発生につながる可能性がある。
 更なるH5N1拡大を阻止するには、野鳥同様に飼育家きん類のサーベイランスを強化しなければならない。また、ヒト、飼育家きん類と野鳥との密な接触を回避することに各種資源を向けなければならない。飼育家きん類の保護を目的に、HPAIの抑制と制御に用いる一つの手段としてワクチン接種を考慮しなければならない。野鳥個体群の鳥インフルエンザ感染の制御は、現実的ではない。野生の渡り鳥を無差別に殺処分することは鳥インフルエンザ拡大阻止には効果がない。
 モニタリング、サンプリング及び野鳥から見つかった鳥インフルエンザウイルスの分析を実施して、ウイルスの増殖と拡大に野鳥が果たす役割を解明する必要がある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/ag/againfo/subjects/en/health/diseases-cards/avian_HPAIrisk.html

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