食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01070350149
タイトル 獣脂経由でのヒト及び動物のBSEリスク評価に関する欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書
資料日付 2005年9月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、獣脂における残存BSEリスクの定量的評価の妥当性を評価するよう要請を受けた。
 定量的リスク評価のワーストケースでは、地理的BSEリスク(GBR) レベルⅣの国の牛からとった非特定危険部位混合組織由来の獣脂への人間の暴露は、8.3 x 10^-8 bovine oral ID50 units/person/yearとなる。
(訳注:10^-8は10のマイナス8乗。以下の10^-○も同様に10のマイナス○乗のこと。)
 英国民が食品経由でBSEに暴露する予測値は0.004 bovine oral ID50 units/person/yearであることを考えれば、上記ワーストケースでの予測値は48
,000倍低くなっている。
 種間障壁を1と想定すれば、暴露値が約10^?8 bovine CoID50/person/period of timeの場合、EUでは平均1人のBSE感染者が存在することになる。また、種間障壁を1
,000と想定すれば、暴露値が約10^?5 bovine CoID50/person/period of timeの場合、EUでは平均1人のBSE感染者が存在する計算になる。
 子牛の場合のワーストケースでは、GBR レベルⅣの国の牛からとった非特定危険部位混合組織由来代用乳中の獣脂のため、平均暴露値は2.2 x 10^-6 bovine oral ID50 units/calve/180 daysとなるが、500万頭の子牛が存在するとすれば年間上限5頭の子牛が感染すると予想される。
 Replacement calfの場合、GBR レベルⅣの国の牛からとった非特定危険部位混合組織由来代用乳中の獣脂のため、平均暴露値は1.4 x 10^-7 bovine oral ID50 units/calve/180 daysとなるが、“replacement calf”代用乳を与えられる子牛が2
,000万頭存在するとすれば年間上限1頭の子牛が感染すると予想される。
 概して、ここで計算されている暴露水準は低いため、最小値と見なすことができる。しかし、蓄積量の度合いや媒介種間障壁など、全てが考慮されているわけではないことは強調しておかなければならない。この定量的リスク評価はまだ試作段階にあるため、リスク管理者によって検証を重ね、代替シナリオの検討が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110/biohaz_op_ej221_qra_tallow_en1.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。