食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01060100451
タイトル 米国会計検査院(GAO)、五大湖及び周辺域の水質保全規制(The Great Lake Initiative(GLI))に関する報告書を発表
資料日付 2005年8月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国会計検査院(GAO)は、五大湖及び周辺域の有毒汚染物質(特に水銀)を規制し、水質を守る目的で策定された規制(The Great Lake Initiative(GLI))に対し、「環境保護庁(EPA)は徹底した一貫性のある水質基準の導入を確保すべき」と題する報告書を発表した。概要は以下のとおり。
 五大湖の淡水には、飲料水、レクリエーション、経済活動の手段として米国とカナダの多数の市民が依存している。1970年代から水中の生物濃縮性懸念化学物質(BCCs)を排除するため種々の規制が講じられてきた。環境保護庁(EPA)は1995年に周辺8州の汚染源管理を目的とし、Final Water Quality Guidance for the Great Lakes Systems(別名Great Lake Initiative(GLI))と称するこの地域に最も多い水銀、PCBなどの22のBCCsを対象とする規則を発布した。しかし、GLIには汚染源が特定されない大気汚染や農業排水が含まれないことや規制に例外を認めるなど運用に融通性が認められていることが効果を限定的にしている。
1.GAOによる主な調査結果は以下のとおり。
①EPAは各州に対しGLIによる基準や連邦政府の規制を適応させ、段階的にGLI導入を進めているが、ウィスコンシン州とは長期的課題が解決されないままとなっている。
②水銀に対する一貫した方針がないことから、周辺各州は州毎に異なる水銀規制を策定している。
③汚染物質削減の取組の進展を評価するデータや情報が不適切なため、GLIの効果の評価が限定されている。
2.GAOはこれらの調査結果を踏まえ、以下を勧告した。
①周辺州による水銀規制の一貫性を確保するため、EPAによる水銀許可方針を発行すること。
②周辺州によるGLI汚染物質の水質基準策定を援助するため、GLI広報機関(Clearinghouse)を設立すること。
③GLIの実施の進展と汚染物質削減への影響を評価するため、情報を収集し追跡すること。特にGLI基準を超える汚染物質の最小化のため、排出プログラムの影響に関しより適切な情報の収集を検討すべきである。
 報告書全文(PDFファイル52ページ)は以下のURLから入手可能。
(http://www.gao.gov/new.items/d05829.pdf)
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) -
情報源(報道) GAO
URL http://www.gao.gov/highlights/d05829high.pdf
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