食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01050170294
タイトル WHOのQ&A「子供の健康に及ぼす化学物質、特に鉛の長期的影響とは?」
資料日付 2005年8月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、「専門家に聞く、online Q&A」というWebサイトで世界中から様々な質問をオンラインで受け付けている。このQ&Aコーナーに「子供の健康に及ぼす化学物質、特に鉛の長期的影響とは?」との質問に対する回答が掲載された。掲載内容の概要は以下のとおり。
(回答)慢性的にさまざまな低レベルの化学物質に暴露されることは、悪い結果をもたらす場合がある。鉛の暴露の場合、低レベルであっても絶え間なく暴露されれば、貧血、倦怠及び神経系の損傷のような重大な影響をもたらす可能性がある。特に子供は鉛の神経毒性の影響を受けやすい。比較的低レベルの暴露で、IQ値を低下させ、学習障害や学校での成績不良及び暴力的行為の原因となる可能性があり、これらのことが原因で生涯収入が少なくなる場合がある。
 いくつかの世界の発展途上地域では、いまだに子供の1/3以上が高レベルの鉛の影響を受けている。これらの子供たちは重い頭痛、吐き気と嘔吐、腹痛、無気力そして昏睡までも患っている。重篤な場合には、脳炎を発症する場合もある。しかしながら、最もよく見られるのは低レベルでの鉛暴露で、それは特定の症状や兆候を引き起こさず診断されないまま放置されているというのが実情である。
 先進国では、いまだ鉛添加塗装の存在しているような貧しい都市部に住む子供や鉛を入れた伝統的な化粧品や医薬品を用いる少数民族の子供が鉛の高い暴露リスクを有している。
 その地方の事情で鉛の暴露源は異なる。暴露源としては鉛添加ガソリン、塗料、うわぐすりをかけた陶器、精錬所からの排出物、汚染土壌、電池リサイクル業界、並びに給水に用いる鉛管や鉛含有ハンダが含まれる。また、鉛は食品に含まれる汚染物質もしくは漢方薬(traditional medicine)に含まれる材料としても存在する可能性がある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/features/qa/22/en/
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。