食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01010520149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中のγ-ヘキサクロロシクロヘキサン(γ-HCH)とその他のHCHに関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年7月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 工業用ヘキサクロロシクロヘキサン(HCH)は、α・β・δ・γなどの各種HCH異性体の混合物である。工業用HCH及びγ-HCHは殺虫剤として世界中で広く使用され、γ-HCHは、ヒトの医療用や動物の獣医療用にも使用されてきた。一方、親油性や環境中での持続性が高いため、HCHはフードチェーンを通して生体濃縮を引き起こす可能性がある。しかし、世界中には、未だにこれらを使用している地域もある。 HCHは胃腸管から急速に吸収され、胎盤を通過し、かつ、乳へも移行する。異性体の毒性も様々で、γ-HCHは神経毒性が最も強く、β-HCHは体内で蓄積する傾向がある。また、異性体は全て、肝臓肥大や腫瘍形成を引き起こす。β-HCHは弱いエストロゲン活性をもち、α及びβ-HCHはラットの肝臓に腫瘍を形成する。それゆえ、HCHは、国際癌研究機関によってグループ2B(発癌性の可能性あり)と分類されている。 飼料へのHCHの汚染経路は明らかではないが、HCHが使用されている地域の飼料が国際的に取引されることが主要因となっている可能性がある。近年、欧州では、食品による人間のHCHに対する暴露評価はほとんど行われていないが、チェコ、カナダ、米国のデータを考察し、また、80年代以降母乳中のHCH濃度が80%も減少したドイツの例を考慮に入れれば、食品を通したHCHの暴露量は極めて低いと予想される。しかし、東欧諸国や発展途上国など工業用HCHを長期間使用していた国では、母乳中のHCH汚染水準は高くなっている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/contam/contam_opinions/1039/contam_op_ej250_hexachlorocyclohexanes_en1.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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