食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01010120314 |
| タイトル | ドイツの母乳の難燃剤(特にポリ臭化ジフェニルエーテル)汚染に関する調査報告書が公表された |
| 資料日付 | 2005年7月19日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツの母乳のポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)汚染を調査した最終報告書「ドイツの母乳中の難燃剤 (特にPBDEs) 残留」が公表された(全98ページ)。同調査は「行動計画・環境と健康(APUG)※1」の一環として、連邦リスク評価研究所(BfR)が連邦環境庁(UBA)の委託を受けて実施したものである。報告書の概要は以下のとおり。 2001年11月~2004年3月に、ドイツ全域の89名の母親から、出産1~2週後及び(数名から再度)12週後に母乳128サンプルを採取した。母乳中のジフェニルエーテル(BDE):BDE 28 (Tri-BDE) , 47 , 66 (Tetra-BDE) , 99 , 100 (Penta-BDE) , 153 , 154 (Hexa-BDE) , 183(Hepta-BDE) , BDE 209 (Deca-BDE) の9種を分析し、全試料のBDE全9種の平均値は2.47ng/g乳脂肪であった。これは、他の欧州諸国と比較してドイツの汚染が低いことを示している。ほとんどの欧州諸国では、検出量がBDE 47> 153 > 99 > 100の順となるが、北米ではBDE 47 > 99 > 100 > 153の順となり、これらは暴露源の相違を示していると考えられる。北米の平均値は22~73ng/g乳脂肪であり、ドイツより10~30倍高いものである。 本調査では初めて欧州の母乳中のBDE209を数量化した(平均値0.21ng/乳脂肪)。これは、バイオアベイラビリティ(生物学的利用性)が低いにもかかわらずBDE209が吸収され、母乳中に検出されることが証明されたものである。 動物由来食品を一部または全く摂取しない場合、また二人以上の乳児に授乳した場合に、PBDEsレベルが有意に低いことが初めて立証された。菜食者(32名)の母乳サンプルのPBDEsの平均量は1.65ng/g乳脂肪で、混合食者(41名)は2.47ng/g乳脂肪であった。2人目あるいは3人目の乳児に授乳する母親の数が、混合食コホートより菜食コホートの方が多かったため、両者に観察された相違は、食事様式及び授乳期の回数に起因すると考えられる。 3ヶ月後にPBDEsレベルの低下は観察されなかったが(※2)、おそらく観察期間が短かすぎたためだと推測される。また、年齢、BMI、ディスプレイの前で過ごす時間(コンピューター及びテレビ)、喫煙の影響は証明されなかった。 4ヶ月の乳児が、母乳を介して摂取するPBDEs量は、動物実験ににより算出された最小のNOAEL(無毒性量)の1万分の1である。ゆえに、ドイツでは母乳で育てられている乳児に対する健康リスクはないものと結論付けられる。 ※1 「行動計画・環境と健康(APUG)」は、環境由来健康リスクに関わる情報の提供(国民の啓発)、汚染調査、健康保護を目的として、1999年に連邦環境省(BMU)及び連邦保健省(BMGS)により策定された。2002年からは連邦消費者保護食糧農業省(BMVEL)も参加。関係調査当局は、連邦放射線防護庁(BfS)、連邦リスク評価研究所(BfR)、ローベルト・コッホ研究所(RKI)、連邦環境庁(UBA)である。 ※2 ダイオキシンやPCBは徐々に低下する |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | (独)BfR連邦リスク評価研究所 |
| URL | http://www.umweltbundesamt.org/fpdf-l/2921.pdf |
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