食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01000210160
タイトル 英国における山羊のBSEリスク
資料日付 2005年7月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月13日、英国における山羊のBSEリスクに関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
 2005年1月にフランスの山羊にBSEが確認されて以来、山羊肉からヒトへBSEが感染する心配はないのかとの問い合わせが欧州食品安全機関(EFSA)に寄せられていたが、EFSA科学パネルは、審査の結果、EU加盟国内の山羊にBSEが発生する可能性は、きわめて低く、発生するリスクも、肉骨粉(MBM)の飼料への混入を欧州全域に禁止した2001年以降に誕生した山羊については小さいと考えられていると発表した。
 EFSA科学パネルは、2005年の初めに山羊のミルク及び乳製品の安全性についても、現在の科学的知見が及ぶ限りにおいては、健康な山羊から採取されたものであれば、どこの国から輸入された製品であれ、伝達性海綿状脳症による汚染のリスクがあることは考えられないと助言しており、EU加盟国においては、山羊のBSEについては、既に93
,000件にも及ぶ検査が行われているが、すべて陰性であったとしている。
 英国においては、1996年に、山羊に対する肉骨粉の飼料への利用が全面的に禁止され、1997年に生後12ヶ月をすぎた山羊については特定危険部位(SRM)の除去が義務付けられており、海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は、現在の英国における山羊の群れにはBSEの疑いはまったく無く、飼料を介しての感染がないので、山羊がBSEに感染することは考えられないとしている。ただし、1988年以前にMBMを給餌されていた山羊についてはリスクがあり、現在もその検討がすすめられているが、最終結果を得るにはまだ2年を要するとのことである。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) UKFSA
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/jul/riskfrombseingoat
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