食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00950360188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)による栄養関連意見書2件
資料日付 2005年6月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 以下に、諮問番号/諮問機関/案件/概要、の順に記す。
1.第2004-SA-0363号/競争消費不正抑止総局/豆乳のビタミンD安定性及びフィトエストロゲン含有量に関する補足情報の評価/前回の意見書で、賞味期限までのビタミンDの安定性及びフィトエストロゲン含有量を確認する分析データを提出するよう求めた。今回補足されたデータから、ビタミンDの安定性は確認された。フィトエストロゲン含有量については、分析したロットの全イソフラボン含有量は平均で27.07±5.92mg/100g、アグリコン換算で15.38mg/100g(市販の豆乳の平均は7mg/100g)であり、申請者の推奨摂取量(200mL)ではアグリコン換算30.76mgと高い。このため、当該製品を摂取する以外に、大豆由来の食品からイソフラボンを摂取した場合、1mg/kg bw/dayを超えるおそれがある。当該物質は、若齢の動物には安全性に問題があることが明らかになっており、幼児期のヒトには厳重な注意を要する。従って、申請された3歳~15歳向け豆乳のフィトエストロゲン含有量は高すぎる。また、大豆を主成分とする食品にはイソフラボンの含有量を記載し、「節度をもって摂取する」、「3歳未満の子供は摂取しないようにする」旨の表示を付すべきである。
2.第2004-SA-0365号/競争消費不正抑止総局/ヒト腸内菌叢に対するイヌリンのビフィズス因子作用に関する栄養強調表示の評価/イヌリンのビフィズス因子作用に関する4つの栄養強調表示について評価を依頼された。栄養強調表示は、チコリから抽出した天然イヌリンの5g/day摂取により、①ビフィズス因子(腸内のビフィズス菌の増殖促進)となる、②腸内のビフィズス菌の増殖を促進する、③プレバイオティックスである、④結腸内で腸内菌叢を正常に保つという内容のものである。AFSSAは、2000年にイヌリンの9g/day摂取はビフィズス因子作用があることを認めている。今回提出されたヒトへの投与試験の結果、5g/dayでイヌリンのビフィズス因子作用が確認されたことから、①、②及び③の強調表示は科学的に根拠があるとする。ただし、「正常な菌叢」は定義できないため、④は受け入れがたい。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/29807-29808.pdf http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/29811-29812.pdf
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