食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00950280340
タイトル フランス「衛生安全ニュースファイル」
資料日付 2005年6月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス保健総局は、「衛生安全ニュースファイル」(全50ページ)を公表した。
 大きく①「衛生安全」と②「勧告/予防」に分かれ、①に「乳児のSalmonella agona血清型サルモネラ症」及び「vCJDと輸血」等の項目が、②には「『インフルエンザ・パンデミック』政府計画」(鳥インフルエンザ)、「夏のシーズン、レジャー及び旅行に関連する勧告」(狂犬病、ウエストナイルウイルス感染症、コレラ等)の項目がある。
1.「衛生安全」中の「乳児のSalmonella agona血清型サルモネラ症」について
 3月3日にサルモネラ国立リファレンスセンターは1月?2月の当該血清型の菌株が例年と比べ過度に多いことを衛生監視研究所に通報、翌日19人の患者が摂取していたPicot粉乳の生産停止・回収措置が講じられた。
 5月27日時点の感染数は生後1ヶ月?12ヶ月の143人。流行は3段階に区分される。
 Picot粉乳摂取による2004年12月末?2005年3月中旬の第1期で44人、メーカーは異なるがPicot粉乳と同じ施設で生産されたBledilait/Gallia粉乳の特定ロット摂取による3月末以降の第2期には83人、当該ロット回収後同じ包装ラインで2次汚染したBledilait粉乳ロット摂取による第3期には3人の感染が確認された。
 保健総局はAFSSAに哺乳瓶の準備・保管における衛生の勧告について諮問しており、その後に発生したE. sakazakii及びサルモネラ感染を踏まえ、また先般公表された国際機関の文書を考慮に入れ、現在総括文書の作成が進められている。
2.「衛生安全」中の「vCJDと輸血」について
 「vCJDと輸血」については、6月3日時点のvCJD感染者数のほかに、輸血及び血漿分画製剤によるCJD伝播リスクを言及している。
 異常プリオンは中枢神経系だけでなく、リンパ組織(特にvCJDの場合)にも含まれることがある。
 血液には可変的で低い感染性があることが動物実験から明らかになっており、また受血が原因と考えられる英国のvCJD症例を考慮すると、輸血によるvCJD伝播はあり得るが、リスクはおそらく低く、一定していない。
 このリスクに対しては数年前から予防措置が講じられている。一方、血漿分画製剤による感染リスクは明らかではなく、たとえ感染性があったとしても製造工程で大きく低減される。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス厚生・連帯省
情報源(報道) 仏厚生省
URL http://www.sante.gouv.fr/htm/actu/secu-sanit_080605/dossier_de_presse.pdf
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