食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00920070294
タイトル WHOは、レポート「アジアのヒトでのインフルエンザA/H5N1 WHO国家間協議会、マニラ2005年6月6 ,7日」をリリースした
資料日付 2005年5月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、「アジアのヒトでのインフルエンザA/H5N1 WHO国家間協議会(Inter-country Consultation) 2005年5月6
,7日マニラ」と題するレポートをリリースし、ヒトH5N1感染の検証結果を発表した。レポートのうち、評価の概要は以下のとおり。
 2005年1~4月のベトナム北部での複数のヒトH5N1感染において、いくつかの疫学上重要な特徴がみられた。その特徴は、2004年のその他のアジア諸地域での感染及び(ベトナム北部と)同時期にベトナム南部で見られた感染とは以下の点で異なっていると思われる。
①ベトナム南部に比べ北部では症例集団の数が増加していること
②集団内部で最初の発症から最後の発症に至る間隔が長くなっていること
③数々の不顕性(sub-clinical)感染が検出されていること
④発症者の年齢の幅が広がっていること
⑤死亡症例が今までより少なくなっていること
 検査官は、ヒトーヒト感染が起きていることを立証できなかったものの、発症形態がヒト-ヒト感染の可能性を示すように変化していると考えられるとの懸念を表明している。
 先に示した諸相違点は、アジアにおけるH5N1感染の疫学が進展している可能性と、最近出現したH5N1ウイルスがヒトに対して今まで以上に感染性を増しているという可能性を示唆している。さらに、数カ国の鳥類及びヒト由来H5N1ウイルスの遺伝子配列を解析した結果、抗原の多様性が増加しつつあること、系統分析上区分される群が生成されている可能性があることを示唆している。
 これらの疫学上及びウイルス学上の意味は十分に解明されていないが、ウイルスが進化を続け、世界的流行を引き起こす脅威が引き続き大きくなっているということを示している。
 本レポートには、この「評価」に続き、「背景」、「評価を裏付ける諸情報」、「諸知見に関する論議」、「諸勧告」が記載されている。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/H5N1IntercountryAssessment.pdf
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