食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00860470110
タイトル カナダ、ビタミン、ミネラルの添加に関する政策案と実施計画を発表
資料日付 2005年3月31日
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概要(記事)  カナダ保健省は、3月31日、「食品へのビタミンとミネラルの添加 2005」と題する政策案とその実施計画書を公表した(全77ページ)。カナダは1998年以来、現在のビタミン、ミネラルの食品への添加に関する規則の見直しを進めてきており、今回それを踏まえた新たな包括的政策案を発表したものである。本案では調理済食品、栄養サプリメント、代替食品、朝食用シリアル食品、ある種の穀物加工食品などへのビタミンとミネラルの任意添加についての基本的考えが示され、特にこれらの栄養素の過剰摂取、不足、不均衡による健康障害から消費者を保護することを目的としている。近年、米国医学研究所が栄養素の耐容摂取上限量(Tolerable Upper Intake Level (UL))という基準値を発表したことから、本案ではこの考えに基づいてビタミン、ミネラルの栄養リスクカテゴリー(Nutrient Risk Category)の設定と添加量に応じた表示用語の明確化が新たに導入されている。栄養リスクカテゴリーとしては次の3分類が設けられた。
①リスクカテゴリー A:健康障害がないか、極めて小さいもの。ビタミンC、βカロチン等。
②リスクカテゴリーB:健康障害が大きいが、過剰に摂取する可能性が少ないもの。カルシウム、葉酸等。
③リスクカテゴリーC:安全な許容範囲が狭く、健康障害が大きいもの。レチノール、亜鉛、銅等。
 また、ビタミン、ミネラルの添加に関わる表示について次のような定義と用語を提案している。リスクカテゴリーAのものは1日基準量の20%まで添加でき、20%添加したものは“excellent source”と表示する。リスクカテゴリーBのものは1日基準量の10%まで添加でき、10%添加したものは“good source”と表示する。ビタミン、ミネラルを添加する場合は1日基準量の最低5%は添加しなければならず、この場合は“source”と表示する。
今後、1年半以内に改正規則案をまとめ、官報ガゼットⅠに掲載する予定である。
なお、同時にこれに関するファクトシート(2種)(http://www.hc-sc.gc.ca/food-aliment/ns-sc/ne-en/nq-qn/e_fortification_factsheet1.htmlおよびhttp://www.hc-sc.gc.ca/food-aliment/ns-sc/ne-en/nq-qn/e_fortification_factsheet2.html)とQ&A(http://www.hc-sc.gc.ca/food-aliment/ns-sc/ne-en/nq-qn/e_faqs.html)も公表した。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省
URL http://www.hc-sc.gc.ca/food-aliment/ns-sc/ne-en/nq-qn/e_foritfication_final_doc.pdf
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