食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00860130316
タイトル ドイツ、食品モニタリング報告書2003年
資料日付 2005年4月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は、食品モニタリング報告書2003年(全64ページ)を公表した。
 食品モニタリングは、食品中の汚染物質(残留農薬、重金属等)を調査するもので、2003年は2件のモニタリング調査(以下の1.及び2.)において、国産および外国産の4927サンプルを検査した。
1.マーケットバスケット・モニタリング
 動物由来食品(イエウサギ肉、カモ肉、ガチョウ肉)及び植物由来食品(小麦、米、キャベツ、菜食用パプリカ、香辛料野菜等10種)の残留農薬及び汚染物質(難分解性有機塩素化合物、有害元素、硝酸、マイコトキシン)を検査した。
2.プロジェクト・モニタリング
 選択した食品においてマイコトキシン(小麦製品、とうもろこし製品等)と残留農薬(食用ぶどう、食用油等)を検査した。
3.検査結果
(1)供試サンプルの54%では農薬も有機汚染物質も検出されなかった。
 供試サンプルの約4%で、農薬あるいは有機汚染物質がMRL(残留基準)を超過していた。昨年(2.5%)よりわずかに増加。パプリカで農薬の残留が顕著であった。食用ブドウの残留農薬は15%がMRLを超過していたが、北半球(ヨーロッパ)産の方が南半球(南米・南アフリカ)産より汚染されていた。
(2)重金属及の検査ではMRL超過率は1%以下で、特に問題はなかった。
(3)香辛料野菜(パセリ、セージなど)の硝酸塩量が高かった。(最大8000mg/kg)
(4)マイコトキシンを検査したサンプルの約60%でマイコトキシンが確認された。
(5)以下の食品で規制値(2004年より有効)を超過していた。
①パン2% :デオキシニバレノール
②干しぶどう10% :オクラトキシンA
③トウモロコシ粉及びコーンフレークの11% :フモニシン
(6)乳幼児用食品のデオキシニバレノール汚染はごくわずかであった。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) (独)BVL連邦消費者保護食品安全庁
URL http://www.bvl.bund.de/dl/monitoring/monitoring_2003D.pdf
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