食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00850080343 |
タイトル | リンデンを含有する水の健康影響評価 |
資料日付 | 2005年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は「Belgentierコミューン(市町村)に配給されていた水におけるリンデン(農薬)の健康影響報告書」(21ページ)を公表した。 フランス南東部ヴァール県に位置する同コミューンのGavaudan泉で、採取した水から地下水の品質基準値を超過したリンデンが検出された。南部地域間疫学室(Cire)は、同コミューンの汚染に関する健康リスク管理に資するよう、リンデンによる健康影響分析を実施した。本分析には主として、汚染物質に暴露した集団の過剰リスクを予測する定量的評価の手法が用いられた。 【健康リスク評価】 リンデンは、肝臓、腎臓、神経系及び免疫系に有害な作用を及ぼす。国際がん研究機関(IRAC)は、当該物質を2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある)に分類している。子供及び大人について、急性、亜慢性及び慢性の暴露シナリオが立てられた。 慢性及び亜慢性のシナリオでは、ハザード指数(暴露一日摂取量/耐容一日摂取量)が1を超える。伝統的に認められた許容発がん性リスクの過剰閾値を越えるのに必要な暴露期間は、最悪のケースで約2年である。 【議論】 評価においていくつかの仮説が立てられたが、リンデンの濃度、残留期間、毒性の選択、暴露経路及びその他の暴露源などに多くの不確実性があるため、影響を推定するのは困難である。しかしながら重要な影響を及ぼすのは水中のリンデン濃度であり、これが暴露量、さらにはリスク指標の過大評価へとつながると言える。 【結論・勧告】 健康リスク評価の結果から、住民の暴露を低減するためには、汚染原因の特定、水源の品質調査の実施、水処理システムの開発、代用となる水資源の探索及び住民への情報提供といった管理措置を実施または継続すべきである。しかし、住民に対して特に疫学的な調査を実施することは勧告しない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/display/?doc=publications/2005/lindane_230305 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。