食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00840320188
タイトル プレバイオティックス及びプロバイオティックスに関する報告書
資料日付 2005年2月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は「大人の腸内菌叢及び免疫に対してプレバイオティックス及びプロバイオティックスが及ぼす作用に関する報告書」(全128ページ(前半は仏語、後半は英語))、総括(2ページ)及び「乳幼児用食品及び腸内菌叢の変化に関する報告書」(全40ページ)が入手可)を公表した。
 【序文】
 10年以上前から、乳酸菌で発酵させた乳製品、フラクトオリゴ糖・イヌリンを強化した砂糖及び様々な菌を含有するサプリメントが市場に出回っており、こうしたプロバイオティックス又はプレバイオティックスを含有する製品には、腸内菌叢バランス維持や免疫系の調整などの有益な作用がうたわれている。
 AFSSA栄養専門家委員会に対し、当該食品の強調表示の信憑性に関する評価要請が次第に高まってきたことを踏まえ、新たに作業グループを設置し、プロバイオティックス及びプレバイオティックスが、大人の腸内菌叢及び免疫に及ぼす作用を評価することとなった。本報告書は、乳幼児用食品評価ガイドラインの提案に関する報告書(2003年11月公表)を補足するものとなる。
 【総括】
 ○生きた微生物を含有する製品で証明された作用は、死滅した微生物を含有する他の製品にはあてはまらない。また、摂取した菌が消化管で生きていても有益な作用があるとは限らず、逆に菌が死滅していても有益な作用がないということにはならない。
 ○プレバイオティックスによるビフィズス菌生成作用の証明には、適切な方法論に基づく臨床試験が必要である。また、この作用の証明だけでは健康に対する効果を主張するには不十分である。
 ○子供で証明されたのとは反対に、大人のアレルギー性疾患にプロバイオティックス及びプレバイオティックスが有意な作用を及ぼすことは証明されていない等、いくつかの点が指摘された。  
なお、「プロバイオティックス」とは「適切な量を摂取すると宿主の健康に便益を生じさせる生きた微生物」で、「プレバイオティックス」とは「宿主の健康を増進し得る一つ又は限定された数の菌群の増殖又は活動を結腸レベルで選別的に促進する非消化性食品成分」である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/Object.asp?IdObj=28184&Pge=0&CCH=050314195403:26:4&cwSID=193D7EE2123D4AAF9ECCA1FA0A7315FE&AID=0
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