食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00840050314
タイトル ねじ込み式蓋のガスケットから食品への可塑剤の溶出に関する意見書
資料日付 2005年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「ねじ込み式蓋のガスケットから食品への可塑剤の溶出」を公表した。概要は以下のとおり。
 ガラス容器やビンを密封するため、ねじ込み式蓋に付いているガスケットは、ESBO(エポキシ化大豆油)やフタル酸塩などの可塑剤を含んでいる。状況によってはそれらが食品中に溶出し、油あるいは脂肪を含んだ食品ではそれが促進される。
 2005年1月にデンマークで、ESBOやフタル酸塩が規制値を超過していたねじり蓋ビン詰め食品が回収された。中には溶出量に関する規制値を5倍~6倍超過しているものもあった。またスイスでもESBO及びフタル酸塩の高濃度の汚染が確認された。それらは全て、パスタソースやツナ油漬けなどの脂肪含有食品である。
(プラスチックから食品中へ溶出する全化学物質のEU規制値は60mg/kg)
 今回、デンマークとスイスで報告された値について、リスク評価を行った。
①暴露データが不足しているため最終的なリスク評価はできないが、規制値を超過したESBOを短期間摂取する場合には大きなリスクはないと判断する。
 理由:脂肪を多く含む食品は摂取量が少なく(最大200g/人/日)、規制値の5倍のものもESBOの耐容一日摂取量(TDI)を超過しない。短期間超過する場合にはリスクはない。問題の蓋はベビーフードには使われていない。
②フタル酸塩(DINP
,DIDP
,DEHPなど)を含有する軟質塩化ビニル製のラップ、コーティング、チューブは食品と接触すべきではない、という可塑剤含有重合体に関するBfRの勧告(2004年4月1日付、下記URL参照)を支持する。
Http://bfr.zadi.de/SEARCH/BASIS/KSE1/ALL/blob_dt/DDD/010DEUTSCH.pdf
③ ドイツ国内の当該食品を調査するよう勧告する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/216/uebergang_von_weichmachern_aus_schraubdeckel_dichtmassen_in_lebensmittel.pdf
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