食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00840040188
タイトル 「食品によって摂取するトランス脂肪酸の健康に対するリスク及び便益-勧告」
資料日付 2005年3月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は「食品によって摂取するトランス脂肪酸の健康に対するリスク及び便益-勧告」報告書の総括(43ページ)を公表した。
 報告書は全体で250ページであるが、全文は今後公表される予定。今回公表された部分は作業グループの構成、略語リスト、目次、序文、第1章、第2章、結論・勧告、参考文献及び付属文書となっている。序文、結論・勧告の概要は以下のとおり。
 【序文】
 作業グループは、国際レベル及び欧州レベルで進行している議論を踏まえ、経済財政産業省からの諮問に答えるべく本報告書の作成に至った。現在までに得られた食品中のトランス脂肪酸に関する知見について、綿密な調査書の作成を目的とする。
 【結論・勧告】
 作業グループは次の定義を採択する。
 「トランス脂肪酸とは、少なくとも1つのトランス型二重結合を示す一価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸の全てである。」この定義にはいかなる限定も設けない(2003年の米国食品医薬品庁(FDA)、カナダ政府及びデンマーク栄養審議会による定義ではリノール酸共役異性体(CLA)は含まれない)。
 フランスにおける摂取データについては、全トランス脂肪酸の1日あたりの摂取量は男性3.20g、女性2.8gで、全エネルギー摂取量の1.3%となる。
 トランス脂肪酸の摂取による影響については、代謝、毒性、免疫、肥満、代謝症候群、心血管疾患及びがんについて分析された。
 勧告としては、全トランス脂肪酸については、全エネルギー摂取量の2%を超えると心血管疾患のリスクが有意に増加することが科学文献で明らかになっていることから、この数値を超過すべきでない摂取レベルとみなすこととする。畜産動物の飼料に CLA合成混合物がある場合、潜在的に食品に混入することになる。
 最後に、トランス脂肪酸の制限値(例えば菓子パンや菓子等に用いるショートニングについては最終製品100gあたり1gに設定)、分析及び表示について提言している。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/ftp/afssa/28653-28654.pdf
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