食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00830240329
タイトル SEAC第86回定例会議の議事概要
資料日付 2005年3月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)の第86定例会議が3月3日開催された。
①vCJD感染の様相
 vCJDの臨床例から推察すると、今後の感染者数の増加は少ないと思われるが、その時点では発病していないキャリアが確認されるなどかなり複雑な状況を呈するだろう。また、医療行為を通じて感染が広がる懸念がある。SEACは、ヒトの扁桃及び虫垂に蓄積した異常プリオンの研究から、ヒトへのBSEの伝播は臨床例から予測しているものより高いであろうと認識している。マウスを使った実験により、感染の感受性は、個々が持つプリオン遺伝子の型に影響を受けると考えられる。最近の疫学的知見によれば、若年層が比較的感受性が高いことが示された。更なる疫学的な分析、モデルによる予測などの研究開発が必要である。
②BARB(1996年8月の飼料規制以降に生まれたBSE事例)症例について
 BARBの研究のために任命されたWilliam Hill教授は、SEACに対し、教授の研究項目を具体的に特定するよう依頼し、SEACは、何点かの重要研究項目を特定した。その中には、諸外国におけるBSE症例の評価、BARB症例に関する遺伝的関係の可能性、牧草地のミネラル、アルカロイドなどの環境要因の存在が含まれている。
③山羊のBSEについて
 SEACは、英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)及び英国食品基準庁(FSA)から1990年に死亡した山羊がBSEであったかどうか検討するよう依頼されていた。疫学的データが検討され、SEACはBSEであったことを確認した。ただし、1990年がBSE発生のピーク時であり、肉骨粉が禁止されていなかった時期であることからみて、独立した特殊例と見るべきであるとした。SEACは、現在英国の山羊の群れにはBSEの兆しは検出されないことで同意した。
④Heikenwalder博士らによる研究論文について
 SCIENCE2月18日号に紹介された、博士の慢性リンパ球性炎症はスクレイピープリオンの組織中における分散と感染性を変化させるとする研究について討議された。SEACは、研究は大変意義のあるものであるが、実験に用いられたマウスの免疫機構は、遺伝子導入の結果得られたもので、特殊なケースであるし、重度のリンパ球障害も一般の農場からかけ離れた条件である。したがってFSAの要望であるSRMコントロールの対象として考慮していくためにはさらに研究を要すると結論付けた。SEACは、重度の障害をもった個体は、食用に供するためにと畜しないと認識しているとした。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
情報源(報道) SEAC
URL http://www.seac.gov.uk/seac86_websummary.pdf

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