食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00820070149
タイトル 脂肪族ジアルコール、ジケトン、ヒドロキシケトンに関する科学パネルの意見書
資料日付 2005年3月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネルは、6種の香料物質、アルファ及びベータジケトン、同属ケタール、ヒドロキシケトン及びジオールについて評価した。
 6物質のうち5物質は一つのキラル中心を、1物質は二つのキラル中心を持つ。また、3物質が構造クラスI(単純な化学構造をもち、効率よく代謝され、低い経口毒性を示す香料)に、3物質が構造クラスII(毒性は多少高まるが、はっきりと毒性が現れるわけではない構造を持った香料)に分類され、6物質全てが食品中に自然に存在することが報告されている。
 科学パネルは、香料物質の摂取量推定にMaximised Survey-derived Daily Intakes (MSDIs)を標準として使ってきた。しかし、企業から提供された情報を調査した結果、多くの場合、MSDIによる推定方法では消費者の摂取量を過小評価するケースがあり、年間生産量が少ない場合、その結果は顕著であったため、科学パネルはMSDIによる摂取量推定を保留した。
 このため、使用量が正常な場合、modified Theoretical Added Maximum Daily Intake (mTAMDI)による推定を行い、推定摂取量が閾値を越える場合には使用量に関する詳細なデータを求めることとした。
 MSDIによる推定では、6物質は全て閾値以下の0.0012~3.1μg/capita/day(構造クラスIでは1800μg/人/day、構造クラスIIでは540μg/人/day)に収まった。また、5物質は無害な物質に代謝されると考えられるが、pentan-2
,4-dioneはin vitro及びin vivo試験で遺伝毒性が示された。このため、MSDIの結果から、pentan-2
,4-dione以外の5物質は、予測される量を摂取しても安全性に懸念を生じないと考えられる。
 一方、mTAMDIによる推定では3物質が閾値を超えたため、これら3物質に関してはより適切な暴露データと毒性学的データが必要である。
 以上のような評価が市販の商品に適用可能かどうか決定するには、今後、商品の詳細なデータを検討する必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/815/afc_opinionflav_ej166_en1.pdf
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