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資料管理ID syu06760630535
タイトル 英国毒性委員会(COT)、会議資料「魚類摂取のリスク・ベネフィット評価に関する評価計画書(案)」を公表 (1/4)
資料日付 2026年7月6日
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概要(記事) (この記事は 1 / 4 ページ目です)
 英国毒性委員会(COT)は7月6日、会議資料「魚類摂取のリスク・ベネフィット評価に関する評価計画書(案)」を公表した。概要は以下のとおり。
 はじめに
 本文書は、魚類摂取に関する包括的なリスク・ベネフィット評価(Risk-Benefit Assessment(RBA))のために、欧州食品安全機関(EFSA)が策定した評価計画書(案)(※補足)を提示するものである。本計画書(案)は、欧州委員会からの要請に基づいて作成されたものであり、様々な集団における魚類摂取の健康影響を評価するための科学的枠組み、評価課題、評価手法、及びエビデンスソースを定めるものである。
 本評価は、魚類に含まれる複数の化学汚染物質、すなわちポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン及びポリ塩化ジベンゾフラン(polychlorinated dibenzo-p-dioxin and dibenzofuran(PCDD/F))、ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(dioxin-like polychlorinated biphenyl(DL-PCB))、パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(polybrominated diphenyl ether(PBDE))、無機ヒ素、ジメチルアルシン酸(dimethylarsinic acid(DMA))、無機水銀及びメチル水銀の複合的な存在状況を対象とする。同時に、この評価では、魚類摂取に伴う、広く認められている栄養学的及び健康上のベネフィットについても考慮される。
 本評価計画書(案)は、科学的評価のためのプロトコル策定に関するEFSAのガイダンスに従って作成されており、さらに食品のリスク・ベネフィット評価に関するEFSAの最新のガイダンスを踏まえている。これは評価そのものではなく、評価をどのように実施するかを示した計画文書である。本評価計画書(案)は、欧州委員会の付託事項をどのように解釈したか、評価課題をどのように設定したか、またそれらに回答するためにどのような手法を用いるかについて説明している。
 EFSAは、本作業が対象汚染物質に関する新たなリスク評価を実施することを目的とするものではないことを強調している。その代わり、本評価は、EFSA及びその他の権威ある機関が既に公表している科学的意見や毒性学的評価を基礎とする。同様に、ベネフィットの評価についても、主としてノルウェー食品及び環境に関する科学委員会(VKM)及び国連食糧農業機関/世界保健機関(FAO/WHO)などの機関が実施した過去のリスク・ベネフィット評価及び関連評価に依拠する。
 本評価計画(案)は、魚類が有益な栄養素の供給源であると同時に、環境汚染物質へのばく露源となる可能性もあることを踏まえている。したがって、その主要な目的は、これら相反する影響を総合的に評価し、魚類の摂取量や種類の違いに伴う健康への総合的な影響を推定することにある。
 本作業は、EFSAが過去に公表した科学的意見書において示された提言に端を発するものであり、特に2018年のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBに関する科学的意見書では、魚類摂取に関する評価を更新する必要性が指摘された。その後、PFAS、PBDE、ヒ素化合物及び水銀に関する科学的知見の蓄積が進み、包括的かつ統合的な評価の必要性はさらに高まっている。
 欧州委員会は、本評価において魚種及び魚類の分類を考慮するよう求めており、その中には、脂肪分の多い魚と少ない魚、捕食性魚類と非捕食性魚類、天然魚と養殖魚などの区別が含まれる。その目的は、各国当局が食品に基づく食事指針や消費者向けの助言を作成する際に活用できる科学的根拠を提供することにある。
 評価計画書(案)
 EFSAは、本評価の対象集団があらゆる年齢層及びライフステージを含む欧州連合の一般集団であることを明確にしている。リスクとベネフィットが異なる可能性がある集団サブグループ間の差異については、特に注意が払われる。
 本評価は、精緻化されたTier 3のリスク・ベネフィット評価として実施されることを意図している。これはEFSAの枠組みにおける最も高度な評価レベルであり、健康上のベネフィットと有害影響の両方を、直接比較可能な共通指標に定量的に統合することを目的としている。
 利用可能なデータが十分であれば、EFSAは、魚類摂取量の違いや集団の区分の違いに応じて、有益な影響及び有害な影響が生じる確率を推定する予定である。また、評価結果は、障害調整生存年(DALY)などの総合的健康指標を用いて表される場合もある。
 本評価計画(案)では、魚類中に存在する汚染物質に関するエビデンスと、魚類が重要な供給源となっている栄養素に関するエビデンスの両方を考慮するとしている。魚類摂取と健康影響の関連を示す直接的なエビデンスに加えて、必要に応じて、栄養素摂取と健康影響の関連を示すエビデンスについても考慮される。
 いくつかの活動は、本作業の対象範囲外であることが明示されている。本評価では、魚類を代替食品、食事パターン、またはサプリメントと比較することは行わない。また、食事全体における栄養素摂取量や汚染物質へのばく露量への魚類の寄与を推定するものでもない。さらに、本評価自体が食事に関する推奨事項を策定するものでもない。その代わりに、後にリスク管理者や各国当局が活用できる科学的根拠を提供することを目的としている。

(次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760631535)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国毒性委員会(COT)
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://www.gov.uk/government/publications/14th-july-2026-committee-on-toxicity-meeting/draft-protocol-for-the-risk-benefit-assessment-of-fish-consumption