食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06670491149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、科学的意見書「食品中に含有される植物レクチン類と関連するヒトの健康に対するリスク」の平易な言葉による要約を公表 (後半2/2)
資料日付 2026年1月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06670490149)

《結果及びレクチン類の影響は?》
〈主たる結果〉
 ・ リスクの判定に向け十分と判断されるデータは、PHAについてのみ入手可能であった。
 ・ 動物実験では、PHAは小腸・膵臓・免疫系にて有害影響の原因となっている。特定された重要影響は、小腸重量の増加である。
 ・ヒトにおける急性胃腸疾患症例の一部と活性レクチン類を含有する加熱不十分な豆類の摂取が関連付けられている。食用植物由来のレクチン類は、ヒトにおいて(急性)アレルギー反応の引き金となる可能性がある。
 ・ 豆類を浸漬する・煮る等、適切な食品加工によりレクチン類は効果的に不活性化される。この場合、ヒトへの健康への懸念は提起されない。
 ・ 加工によりレクチン類の50%のみが不活性化されると想定する(加熱調理が不十分等)、任意のばく露シナリオにおいて、ばく露マージン(MOE)は安全閾値を下回り、健康への懸念が示唆される。
〈影響〉
 ・ 公衆衛生に対する主たるリスクは、レクチン含有食品、中でも、豆類の不適切な調理に起因する。
 ・ 急性毒性を防ぐには、推奨される加熱調理慣行の遵守が必須となる。
《限界/不確実性は?》
 ・ レクチン類に関する毒性データは限られており、中でも、PHA以外のレクチン類において顕著であった。
 ・ ヒトに関するデータは限られており、大半のエビデンスは動物実験に由来する。
 ・ 食品中に含有されるレクチン類の活性型及び不活性型の双方を測定可能な標準化・検証された分析手法が不足していることから、堅牢な発生データも不足している。
 ・ インゲンマメ中のPHAに対する単一の高濃度の発生データポイントに依存しており、当該濃度をばく露量推定に使用した全ての豆類に外挿している。
相当な不確実性が特定されたものの、不適切に加工された豆類が健康リスクを提起するという、総括としての結論は確固たるものであり、少なくとも95%の確実性がある。
《主たる推奨事項は?》
〈研究者向け〉
 ・ 食品中に含有されるレクチンの活性型及び不活性型の双方を定量するための分析手法を開発・検証する。
 ・ 適切かつ比較可能な分析手法を用いて、活性型及び不活性型の双方を含む様々なレクチン類の発生データを収集する。
 ・ 動物及びヒトを対象とする長期かつ低用量の試験等、毒性試験の実施をさらに進める。
〈政策立案者向け〉
 ・ レクチン含有食品の安全な調理に関し、ガイドライン又は規制の策定を検討する。
 ・ レクチン含有食品、中でも豆類に焦点を当て、効果的な調理慣行の重要性に関して市民の意識向上を図る。
〈産業界向け〉
 ・ 食品加工法によりレクチン類が確実に不活化されることを確保する。
 ・ 生の豆類等、レクチン不活化に向け加工されていないレクチン含有食品類に対しては、包装上に調理方法を明記する。
〈全てのステークホルダー向け〉
 ・ 標準化された方法を用いて、食品中のレクチン類に関する発生データに関し、収集・共有をさらに進める。
(訳注)
Risks for human health related to the presence of plant lectins in food.
DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2026.9850
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関( EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/plain-language-summary/risks-human-health-related-presence-plant-lectins-food