食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06640040535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、欧州食品安全機関(EFSA)が行っている「飼料及び食品中のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの動物及びヒトの健康リスクに関するパブリックコンサルテーション」に関する文書をディスカッション・ペーパーとして公表 (1/3) |
| 資料日付 | 2025年12月8日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 1 / 3 ページ目です) 英国毒性委員会(COT)は12月8日、欧州食品安全機関(EFSA)が行っている「飼料及び食品中のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの動物及びヒトの健康リスクに関するパブリックコンサルテーション」に関する文書をディスカッション・ペーパーとして公表した。概要は以下のとおり。 はじめに(略) 背景(略) EFSAのダイオキシン類及びダイオキシン様PCBに関する2025年意見書草案(※補足1)の要約 国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)による新たな毒性等価係数(TEF)の公表を受け、欧州委員会(EC)はEFSAに対し、TEFの変更がばく露評価及び許容週間摂取量(TWI)の導出に及ぼす可能性のある影響を考慮し、2018年の評価を更新するよう要請した。これを受けてEFSAは、更新されたTEFを考慮して、29種類すべての同族体(Congener)(PCCD/F(訳注 ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)及びポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF))及びDL-PCB(訳注 ダイオキシン様PCB))の毒性当量(TEQ)の合計を算出した。この評価には、食用動物のばく露状況の更新と、これらの動物から動物由来食品へのPCDD/F及びDL-PCBの移行に関する最新情報も含まれていた。 WHO/国際連合環境計画(UNEP)モニタリングプログラムによる母乳サンプル及びドイツの個別母乳サンプルに基づき、新しいTEFを適用した結果、以前(2005年)のTEFと比較して、総TEQ濃度(Total-TEQ)は一貫して低くなり、平均で40%の減少が認められた。 EFSAは前回(2018年)の評価以降、関連情報を体系的に収集するアプローチを採用した。ダイオキシン類のトキシコキネティクスに関する新たな重要データは確認されなかった。一方、新しい実験動物試験で報告された影響は、有害とは見なされず、または参照値(Reference point(RP))を導出するのに適切ではないと判断された。 多数の適格な疫学研究が特定されたが、各エンドポイントごとの研究数は限られており、EFSAは、かなりの異質性があること、さらに前向き研究はわずかであることを指摘した。したがって、EFSAは以前の結論を変更するような新たな証拠を特定しなかった。 EFSAは、母体を介してTCDD(補足 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(2,3,7,8-Tetrachlorodibenzo-1,4-dioxin))にばく露したラットの雄の子孫で精子産生が減少することを、最も感受性の高いエンドポイントとして引き続き評価した。精子濃度の低下は、2つのセベソ(Seveso)研究及びロシアの子どもの研究を含む3つの異なるヒトのコホート研究においても認められた。血清中のレベルとTCC(訳注 総精子数(Total sperm cell count))、PCDD-TEQ(訳注 PCDDのTEQ)、PCDD/F-TEQ(訳注 PCDD/FのTEQ)、精子濃度との間に有意な関連性が認められたが、PCDF-97 TEQ(訳注 1997年版TEFで計算されたPCDFのTEQ)、DL-PCB-TEQ(訳注 DL-PCBのTEQ)、または総TEQには関連性は認められなかった。 今回の評価では、29種類の同族体すべてを対象としたため、EFSAはヒトの研究をTWI設定の根拠としてもはや使用できないと結論した。ロシアの子どもの研究では総TEQとの統計的に有意な関連性は認められず、セベソ研究2件ではばく露集団と比較対照集団の両方でTCDD以外の同族体へのばく露情報が不足していた。このため、EFSAは、ラットの研究(Faqiら(1998a))(※補足2)を主要な根拠として採用し、ヒトの研究は不確実係数(UF)の決定を含む補足的な証拠として利用した。 重要な研究では、母ラットに交尾の2週間前にTCDDを単回皮下投与(25、60、または300 ng/kg体重)し、その後、交尾期、妊娠期、授乳期に毎週5、12、60 ng/kg体重の皮下投与を行った。目的は体内負荷を安定させることであった。妊娠21日目(GD21)に3匹の動物を安楽死させ、意図した体内負荷を確認した。雄の子孫は生後70日(PND70)または170日(PND170)に安楽死させた。雄の仔ラットは、70日および170日の両方で、精子産生が減少していた。 170日目には、最低用量でほぼ最大の反応が得られ、これは母ラットの体内負荷25.1 ng/kg体重に相当した。しかし、EFSAは、最小毒性量(LOAEL)から無毒性量(NOAEL)へ外挿するよりも、ベンチマークドーズ(BMD)の信頼区間の下限値(BMDL)からRPを導出する方が、より情報価値が高く科学的に信頼性が高いと判断した。そこで、EFSAは、Faqiら(1998a)(※補足2)の研究における一日あたりの精子産生データを用いてBMDモデリング(EFSAガイダンス(2022)(※補足3))を実施し、精子産生の15%減少をベンチマーク応答(BMR)として、母体の体内負荷1.7 ng TCDD/kg体重を算出した。BMDL15はTCDDに基づいているが、EFSAはTEQ概念に基づき、PCDD/FとDL-PCBの合計にも適用すべきであると結論した。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06640041535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/EFSA%20public%20consultation%20on%20the%20risk%20for%20animal%20and%20human%20health%20related%20to%20the%20presence%20of%20dioxins%20and%20dioxin-like%20PCBs%20in%20feed%20and%20food |